【部位別】医療脱毛は何回で効果が出る? 脱毛効果を感じにくい際の対処法も解説- 医療脱毛ならカノアクリニック
「面倒なムダ毛のお手入れから解放されたい」と医療脱毛を希望する方は多いです。しかし医療脱毛を受けたからといって、1度の施術で効果を感じられるわけではありません。脱毛効果を実感できるようになるには、何回程度施術を受ける必要があるのでしょうか。
本記事では医療脱毛を受けることを検討している方のために、医療脱毛の概要や医療脱毛で効果が実感できる回数の目安、効果を感じにくい場合の対処法をご紹介します。どの程度で脱毛が完了するのか目安を把握しておけば、ご自身に合った回数コースを選びやすくなります。部位別の回数目安もご紹介するので、これから医療脱毛を受ける方はぜひ参考にしてみてください。
目次
医療脱毛とは?
医療脱毛が完了する回数の目安を知る前に、まず医療脱毛がどのような脱毛なのか、今一度確認しておきましょう。
医療脱毛はその名のとおり、医療機関で受けられる脱毛のことです。医療レーザー機器を使用して発毛組織を破壊することで、長期的に毛の生えない状態を維持できます。施術を行えるのは、医師もしくは医師から指示を受けた看護師のみです。
医師の管理下のもと施術を行うため、高出力での施術が可能で、比較的脱毛効果を実感しやすく、エステで行われる美容脱毛よりも効果を実感しやすいのがメリットです。一方、美容脱毛は発毛組織を破壊する出力レベルでの施術ができないので、医療脱毛のような長期的な減耗効果は期待できません。
医療脱毛は何回くらいで効果を実感できる?
一般的に医療脱毛で効果が実感するには、5〜10回程度施術を受ける必要があるといわれています。
ただし効果を実感できるまでに必要な回数は毛周期や毛の濃さなどの個人差が大きいです。セルフケアが楽になる程度の仕上がりを目指すのか、全く毛がないツルツルの状態を目指すのかによっても変わってきます。施術部位、使用する脱毛機器によっても回数の目安は異なるので、ご自身の希望する部位でどの程度の回数の施術が必要になるかは、一度クリニックで相談してみると良いでしょう。
毛周期とは
効率的に脱毛を完了させたいなら、毛周期について理解しておくことも大切です。
毛周期とは毛が生え変わるサイクルのことで、成長期(前期・後期)・退行期・休止期の4つの期間に分けられます。医療レーザー脱毛で照射するレーザーは、成長期の毛にしか反応しません。成長期にある毛は全体の10〜20%程度とされており、1度施術を受けてもその時点で退行期や休止期にあった毛は、時間がたつと生えてきてしまいます。
この毛周期の影響があるため、ある程度セルフケアが楽な状態を目指す場合でも、毛がないツルツルの状態を目指す場合でも、複数回施術を受けなければ効果は実感できないでしょう。
体の部位ごとの毛周期
毛周期は個人差がありますが、同じ人でも体の部位ごとに異なります。体の部位ごとの成長期・休止期の期間と成長期の毛の割合の目安は以下のとおりです。
部位 | 成長期 | 休止期 | 成長期の毛の割合 |
VIO | 12〜24カ月 | 12〜18カ月 | 30% |
脇 | 4カ月 | 3カ月 | 30% |
顔 | 4〜12カ月 | 1.5〜3カ月 | 65〜70% |
腕・脚 | 3〜4カ月 | 4〜6カ月 | 20% |
【部位別】医療脱毛にかかる回数の目安
前述したとおり毛周期は部位によってサイクルが異なるので、部位ごとに効果を実感するまでに必要な施術回数も変わってきます。ここからは部位ごとに医療脱毛にかかる回数の目安と期間の目安を見ていきましょう。
ただし、医療脱毛にかかる回数や期間は個人差も大きいです。あくまで目安として参考にしてみてください。
全身
近年人気の高い全身脱毛ですが、全身脱毛にかかる回数の目安は5〜6回程度です。ただし、自己処理が全く必要のないレベルまで脱毛したい場合は、7回以上の施術が必要になることもあります。クリニックや使用する脱毛機器によって施術を受ける頻度は異なりますが、医療脱毛の場合、脱毛が完了するまでの期間の目安はおおよそ1〜2年です。
なお多くのクリニックが全身コースを用意していますが、クリニックによって全身コースにどの部位が含まれるかは異なります。全身脱毛を希望する場合は、全身コースにどの部位が含まれているのか、事前に確認しましょう。
Vライン
Vラインは両脚の付け根部分のデリケートゾーンを指します。Vライン脱毛にかかる回数の目安は5〜8回程度です。自己処理が不要になるレベルまで脱毛したい場合は、8回以上の施術が必要になることがあります。脱毛が完了するまでの期間の目安は、1年半〜2年程度です。
Vライン脱毛は、後述するI・Oラインと合わせて行われることが多く、VIOコースを用意しているクリニックも多いです。比較的濃い毛が生えているため、照射するレーザーが反応しやすく、効果は実感しやすい傾向にあります。
Vラインの毛は完全になくすこともできますが、毛量だけを減らしたり生えている範囲を狭くしたりすることも可能です。毛を残す範囲のデザインを自由に決められるクリニックも多いので、完全に毛をなくしたくない場合はカウンセリングで相談してみると良いでしょう。
I・Oライン
Iラインは陰部の両側のライン、Oラインは肛門周りのことを指します。I・Oライン脱毛にかかる回数の目安は5〜8回程度です。自己処理の必要がなくなる程度まで脱毛するには、10回以上施術が必要になるケースもあります。脱毛が完了するまでの期間の目安は、1年半〜2年程度です。
前述したとおり、I・OラインはVラインと組み合わせたコースが用意されていることが多いです。近年は将来介護を受けるときのことを考えて、I・Oラインの脱毛を希望される方も増えています。
比較的濃い毛が生えているI・Oラインは効果を実感しやすいものの、粘膜に近く皮膚も薄いため、強い痛みを感じてしまう方も多いかもしれません。特に黒ずみがある場合は、痛みを感じやすくなります。痛みが強い場合はレーザーの出力レベルを下げて対応できますが、出力が低くなると、その分施術回数が増えるでしょう。
顔
顔脱毛にかかる回数の目安は5〜8回程度です。ただし全く自己処理が必要ない程度まで脱毛する場合は、10回以上の施術が必要になることもあります。脱毛完了までの期間の目安は、6カ月〜1年程度です。
男性はヒゲ脱毛を希望される方も多いですが、ヒゲ脱毛の場合は効果を実感できるようになるまで5〜10回程度、自己処理が不要になるまでは15〜20回程度施術が必要になることもあります。元々のヒゲの濃さによっても回数が変わってくるため、クリニックで相談してみましょう。
一般的に顔脱毛の範囲に該当するのは、おでこ・眉間・頬・鼻・鼻下・顎・顎下から鎖骨までです。ただしクリニックによって含まれない箇所もあるので、どこが含まれるか事前に確認しておきましょう。眉毛は毛が生えている部分から3mm程度空けて照射が行われることが多いです。ただし、アートメイクをしている場合は眉間の照射ができないなどの制限がある場合もあります。
またもみあげ・額・うなじの髪の毛が生えている部分も照射が行われない箇所です。目の周りや唇、ほくろがある箇所なども、レーザーを当てるとトラブルが起きやすいため、照射が行われません。
脇
脇の脱毛にかかる回数の目安は5〜8回程度です。自己処理を全くしたくない方の場合は、8回以上施術が必要になることもあります。脱毛完了までの期間は6カ月〜1年程度です。
脇脱毛の照射範囲は、両脇を中心として毛が生えている箇所全てです。脇毛が生えている範囲は個人差がありますが、ノースリーブを着用した際に見える部分全てが対象になることが多いです。広範囲に生えていて不安な方は、カウンセリングの際に相談してみると良いでしょう。
脇もVIOと同じように比較的濃く太い毛が生えているため、脱毛効果を実感しやすいです。ただし繰り返しの自己処理で脇に黒ずみがある場合、高出力での照射が難しいので、目安となる回数より多く施術を受けなければならないかもしれません。
わきが症状がある方の中には、わきがの改善を目的に脇脱毛を希望する方もいらっしゃいます。脇脱毛を行うと脇がムレにくくなり、臭いを軽減できる可能性がありますが、脱毛を行ったからといってわきがが完治することはないので注意が必要です。
ボディ
背中やお腹、お尻などのボディの脱毛にかかる回数の目安は5〜8回程度です。ただし、全く自己処理が必要がないレベルまでツルツルにしたい場合は、8回以上施術を受けなければならないこともあります。
個人差はありますが、VIOや脇の毛が濃い方でも、ボディは比較的細く薄い毛が生えていることが多いです。細く薄い毛はレーザーが反応しにくいため、毛が濃い部分に比べると効果を実感するまでには時間がかかってしまうかもしれません。
バスト周りの脱毛を行う場合、色素の濃い乳輪には照射が行われません。また他の部位でも同様ですが、ほくろやアザがある箇所など色素が濃い部分は、トラブルを防ぐために避けて施術が行われます。
腕・脚
腕や脚脱毛にかかる回数の目安は5〜8回程度です。全く必要のないレベルまで脱毛したい場合は、8回以上施術が必要になることもあります。脱毛完了までにかかる期間の目安は、6カ月〜1年半程度です。
脇やVIOほどではないものの、背中やお腹などよりは濃い毛が生えていることが多い腕や脚はレーザーが毛に反応しやすく、毛の密度も高くないため、比較的効果が実感しやすい傾向にあります。
ただし一口に腕脱毛・脚脱毛といっても、クリニックによって施術範囲が異なるので注意が必要です。例えば、腕の場合、肘上・肘下・手首より下のようにパーツが分けられているケースも少なくありません。脚の場合も、膝上・膝下・脚首より下のように分けられていることが多いです。腕もしくは脚のみの脱毛をする場合は、どの範囲が対象となっているか必ず確認するようにしましょう。
複数回施術を受けても効果を感じにくい場合の対処法
すでに脱毛の施術を受けている方の中には、「複数回受けているのに思うような効果が得られない」と感じている方もいるかもしれません。
ここからは複数回施術を受けても効果を感じにくい場合の対処法をご紹介します。これから脱毛を始めようと考えている方も、施術の効果をしっかり感じられるように、ご紹介する内容を把握しておきましょう。
肌荒れが落ち着いてから施術を受ける
肌荒れがある方は、肌が落ち着いてから施術を受けるようにしましょう。
医療脱毛のメリットは高出力でレーザーを照射できることですが、肌荒れがある場合、トラブルを下げるためにレーザーの出力を落とさなくてはなりません。低出力の場合でも効果が全く出ないわけではありませんが、一般的に効果が感じられるといわれている回数では、効果を実感できない可能性が高いです。肌荒れだけでなく、肌が乾燥している場合も高出力での照射はできません。まず保湿ケアを徹底し、肌のコンディションを整えましょう。
また照射するレーザーはメラニンに反応する仕組みなので、日焼けをしてしまった場合も出力を下げる必要があります。日焼けがかなりひどい場合は、しばらく施術が受けられないため、毛周期に合わせた適切な間隔で施術を受けることができません。日焼け止めを使ったり帽子を着用したりして、紫外線対策をしっかり行うことも大切です。
通院のペースを調整する
施術を何回か受けても効果が感じられない場合は、通院のペースを調整することで効果が実感できる可能性もあります。
前述したとおり、医療脱毛で照射するレーザーは毛周期の成長期にある毛だけに効果を発揮します。そのため、照射するタイミングと毛周期のサイクルが合っていないと、繰り返し施術を受けても思うような効果が感じられません。適切な出力で照射しているにもかかわらず効果が感じられないのなら、照射のタイミングが毛周期と合っていない可能性が高いので、通院するペースを調整することで効果が感じられる可能性があります。
とはいえ、ご自身で毛周期を判断するのは難しいはずです。効果が感じられない場合は医師に効果が感じられない旨を伝え、適切な通院ペースを相談してみると良いでしょう。
毛の種類に合わせた脱毛機を選ぶ
毛の種類に合わせた脱毛機を選ぶことで、効果が実感できるようになる可能性もあります。
一口に脱毛機といっても照射できるレーザーや照射方式はさまざまで、それぞれ適した毛質・肌質が異なります。代表的なレーザーはアレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・ヤグレーザーで、一般的に最も太く濃い毛に効果が期待できるのはヤグレーザー、産毛など細く薄い毛に効果が期待できるのはダイオードレーザーです。
ただし施術を希望する部位の毛質や肌質によって合うレーザーの種類は異なります。どのレーザーが適しているのか医師に相談し、場合によっては機械の種類を変えることを検討するのも一つの方法です。
また脱毛機の中にはKANNO'A.clinicで導入している「GentleMax Pro Plus」のように、毛質・肌質に合わせて2つ以上のレーザーを切り替えできるものもあります。切り替え可能な脱毛機なら、ヒゲやVIOの毛、脇毛などの濃く太い毛から、産毛まで1台で対応可能です。これから脱毛を始める方は、レーザーの切り替えが可能な脱毛機を導入しているクリニックを選ぶのもおすすめです。
痛みが心配な方は麻酔を使用する
施術時の痛みが心配な方や現在受けている施術で強い痛みを感じてしまっている方は、麻酔を使用することも検討しましょう。医療機関で行われる医療脱毛は、麻酔を使用して脱毛が受けられます。
照射時の痛みが強いと出力を調整して痛みを軽減できますが、前述したとおり、出力が低いと一般的にいわれている回数では効果が実感しにくいです。麻酔を使用して施術を受ければ照射時の痛みを軽減できるため、高出力で照射ができ、効果が実感しやすくなる可能性があります。
脱毛の施術で使われる麻酔は、肌に塗布する麻酔クリームや笑気ガスを吸入してリラックスできる笑気麻酔が一般的で、どちらを使用するかはクリニックによって異なります。体質によってはアレルギーや副作用が出る恐れもあるので、まずはクリニックで相談してみましょう。
KANNO'A.clinicの医療脱毛
KANNO'A.clinicは、日本医学脱毛学会所属クリニックです。ここからはKANNO'A.clinicの医療脱毛の特長をご紹介します。
GentleMax Pro Plusを全店舗に導入
KANNO'A.clinicでは、全店舗で導入している脱毛機を「GentleMax Pro Plus」に統一しています。
GentleMax Pro Plusは熱破壊式の脱毛器です。熱破壊式とは毛根にある発毛組織である毛母細胞や毛乳頭を破壊する脱毛方式で、照射した瞬間に発毛組織が熱エネルギーによって変質するため、比較的短期間で効果を実感できます。
GentleMax Pro Plusはアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの2つのレーザーを切り替えて照射できるので、1台でさまざまな毛質に対応可能です。また照射する際にジェルを使用する必要がないため、施術時の不快感が少なく、拭き取りの手間もかかりません。アレキサンドライトレーザーにはシミやそばかす、くすみ、ニキビなどの改善効果も期待できるので、美肌効果も期待できます。
プライバシーに配慮した院内設計
男性・女性ともに施術を受けていただくことができるKANNO'A.clinicでは、院内がプライバシーに配慮したレイアウトになっています。
カウンセリングルームや施術室が男女で完全に分かれていて、異性を気にせずリラックスして施術を受けていただけるでしょう。また施術室は完全個室なので、人目を気にせず施術が受けられます。
コースと都度払いから選べる
ニーズに合った脱毛を受けていただけるように、KANNO'A.clinicではコースと都度払いをご用意しています。
全身脱毛の場合でもパーツを選んで施術を受ける場合でも、以下から支払い方法を選んでいただくことが可能です。
・5回コース
・8回コース
・10回コース
・都度払い
カウンセリングや再診は無料ですが、麻酔クリームを使用される場合やうなじ・背中以外の剃り残しがある場合のスタッフによる剃毛には、別途費用がかかります。また土日の予約は混雑緩和のため、追加料金をいただいています。詳しくはKANNO'A.clinicまでお問い合わせください。
KANNO'A.clinicでは明確な料金プランを提示しており、公式ホームページで表示している料金以外は一切かかりません。強引な勧誘も行っておりませんので、安心してカウンセリングでご相談ください。
うなじと背中は無料で剃毛してもらえる
KANNO'A.clinicでは、うなじと背中の剃毛はスタッフが無料で行っています。
医療脱毛を受ける場合、基本的にご自身で剃毛を行わなければなりませんが、手が届きにくいうなじや背中の処理は、けがをしてしまうリスクが高いです。KANNO'A.clinicでも基本的には事前の剃毛をお願いしていますが、うなじと背中は施術当日にスタッフが剃毛を行います。
うなじ・背中以外の部位の剃毛は、1部位3,300円(税込)で対応可能です。
まとめ
本記事では医療脱毛を受けることを検討している方のために、医療脱毛の概要や医療脱毛で効果が実感できる回数の目安、効果を感じにくい場合の対処法をご紹介しました。医療脱毛は5〜10回程度で効果を実感できるケースが多いですが、個人差も大きく、施術部位やご希望の仕上がりによっても回数は変わってきます。これから脱毛を検討している方は、カウンセリングで希望の仕上がりを伝え、目安の回数を確認するようにしましょう。
KANNO'A.clinicでは全身脱毛や部位別の脱毛を行っています。ご希望に合わせてパーツを組み合わせての施術も可能です。経験豊富な専門スタッフがご要望に合わせて施術内容や回数をご提案しますので、まずはお気軽に無料カウンセリングでご相談ください。
美容医療において大事なことは患者様にご満足頂き、皆様の生活の質を向上させることは勿論のこと、安全に医療を提供することだと思います。
今まで培ってきた形成外科医としての専門知識と技術を生かし、皆様に安心して受診して頂けるクリニックを目指しております。
まずはお気軽にご来院下さい。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許