髭の医療脱毛は何回必要？　通う頻度や期間・効果を高めるためにやるべきことなど詳しく解説- 医療脱毛ならカノアクリニック

毎日の髭剃りは手間がかかり、肌の乾燥やカミソリ負けなどの肌トラブルの原因ともなります。朝の支度を省略し肌の負担を減らすため、髭脱毛を検討している方も少なくないのではないでしょうか。髭脱毛を受けるとなると、気になるのは必要となる施術回数でしょう。

本記事では髭脱毛に通う回数や頻度を、脱毛の方法別に詳しく解説します。髭脱毛の効果を実感するまでに時間がかかる理由や、施術期間についての注意点、効果を高めるためにできることも併せて紹介します。ぜひ参考にしてください。

＜目次＞

• 髭脱毛に必要な施術回数の目安は？
• 髭脱毛に通う頻度と期間の目安は？
• 髭脱毛の効果を実感するまでに時間が必要な理由
• 髭の毛周期とは
• 髭脱毛で施術期間を空け過ぎたらどうなる？
• 髭脱毛の効果を高めるためにやるべきこと
• まとめ

髭脱毛に必要な施術回数の目安は？

主な髭脱毛の方法はクリニックでの医療脱毛とエステサロンでの美容脱毛の2つです。医療脱毛と美容脱毛では髭脱毛にかかる回数が異なります。それぞれ解説します。

医療脱毛2つのケース

医療脱毛とは医師・専門スタッフによる管理のもとで行う脱毛です。発毛組織を破壊して脱毛する方法なので医療行為に該当します。そのため、専門資格の取得者を配置した医療機関でなければ施術できません。美容脱毛と比べて費用が高い傾向ですが、長期的な効果が期待できます。

髭の医療脱毛は主に医療レーザー脱毛とニードル脱毛の2種類です。医療レーザー脱毛とニードル脱毛では施術方法や脱毛の仕組み、範囲などが異なり、それぞれメリットとデメリットがあります。次項より詳しく解説します。

1.医療レーザー脱毛

医療レーザー脱毛は髭の発毛組織にレーザーを照射し破壊する仕組みです。美容脱毛と比べて、医療レーザー脱毛なら照射の出力が高くより大きな効果を期待できるでしょう。

なお、レーザーはメラニンに反応します。そのため肌に色素の濃い部分があると、レーザーが反応してやけどの原因となる場合があります。日焼けをしていたり肌の色が暗かったりすると、トラブルや痛みが生じる原因となり注意が必要です。

髭の状態別医療レーザー脱毛における施術回数の目安は下記の通りです。

【医療レーザー脱毛の施術回数目安】

   
髭が薄いなら3回程度の施術でも効果を感じられる場合があります。一方、髭が濃いと医療レーザー脱毛の効果が現れにくく、回数を増やす必要があります。ツルツルの状態を目指すなら髭の状態にもよりますが、15回程度の施術が必要となるでしょう。

2.ニードル脱毛

ニードル脱毛では毛穴にニードル（針）を刺し、電気を流して発毛組織を破壊します。電気を用いるため電気脱毛と呼ばれる場合もあります。ニードル脱毛で破壊された発毛組織は再生しないため、永久脱毛が可能です。ただし、それぞれの毛穴を刺す必要があるため、一度に広い範囲を施術しにくい方法です。

医療レーザー脱毛はメラニンに反応する方法なので白髪になった髭には効きません。一方、ニードル脱毛は毛穴に直接電気を流すため、白髪の髭にも効果があります。

髭の状態別に合わせたニードル脱毛の施術回数の目安は下記の通りです。

【ニードル脱毛の施術回数目安】

ニードル脱毛なら髭が薄い場合は医療レーザー脱毛と比べて、施術回数が少なく済む傾向です。

美容脱毛のケース

美容脱毛はエステサロンで施術する脱毛を指し、光脱毛と呼ばれる場合もあります。発毛組織に光を照射してダメージを与え、髭を生えにくくする方法です。

美容脱毛は医療レーザー脱毛ほど照射の出力が強くないため、痛みを抑えられる傾向があります。ただし、効果が感じられるまでは回数を重ねる必要があり、発毛組織の抑制や減毛効果は一時的です。

髭の状態別施術回数の目安は下記の通りです。

【美容脱毛の施術回数目安】

   
濃い髭の場合、ツルツルの状態を目指すには20回以上の施術が必要となります。

髭脱毛に通う頻度と期間の目安は？
 

髭脱毛は毛周期に合わせて複数回の施術が必要です。髭脱毛に通う頻度と期間の目安は医療脱毛と美容脱毛のどちらを選ぶかで異なります。ここでは、それぞれのケースを解説します。

医療脱毛のケース

医療脱毛で髭を脱毛する場合、施術の頻度は1～3カ月に1回が一般的です。美容脱毛と比べると長い期間を空ける必要がありますが、施術回数が少なく済むため、結果として脱毛が早く済みます。また、医療脱毛なら美容脱毛と比較して、照射の出力が高いため効果が早く現れやすいといわれています。とはいえ、脱毛効果の現れ方は髭の濃さに応じて個人差があるため一概にはいえません。

髭の状態別にまとめた医療脱毛における施術期間の目安は下記の通りです。

【医療脱毛の施術期間目安】

   
髭が濃い状態からツルツルな状態を目指すと、長ければ3年以上の施術期間を要することがあります。長期的に取り組む必要があるため、予約が取りやすく通いやすいクリニックを選ぶことが重要です。

美容脱毛のケース

美容脱毛で髭を脱毛する場合、施術の頻度は1カ月に1回が一般的です。短いスパンで施術を受けられますが、必要な回数が多いため施術期間は長くなります。髭の濃さに応じて個人差はありますが、脱毛効果を実感できるまでには1年以上かかる場合も珍しくありません。

髭の状態別にまとめた、美容脱毛における施術期間の目安は下記の通りです。

【美容脱毛の施術回数目安】

   
効果を感じられるまでには、髭が薄くても8カ月以上かかるでしょう。髭をツルツルにしようとするなら、脱毛に何年もかかる場合もあります。また、複数回照射しても髭が生えてくるため、状態を保つには繰り返しの施術が必要です。

髭脱毛の効果を実感するまでに時間が必要な理由

髭脱毛は他の箇所よりも脱毛に時間がかかる傾向があります。髭は毛根が深い位置にあったり、毛周期が長かったりするためです。それぞれ詳しく解説します。

毛根が深い位置にある

髭は他の箇所よりも深い位置に毛根があることが特徴です。そのため、照射したレーザーや光が毛根にある発毛組織まで届きづらくなっています。発毛組織の破壊や抑制が難しいため、髭脱毛では効果を実感できるまでに時間がかかります。

また、髭脱毛は他の脱毛よりも痛みを感じやすい点も特徴です。髭は他の箇所よりも毛が太く量も多いため、痛みが出やすくなってしまいます。痛みを抑えるために照射の出力を下げると、1度の施術で十分な効果が現れにくく、必要な回数が増えてしまいます。

髭脱毛の効果を早く実感し、施術を早く終わらせたいなら医療脱毛を選び、麻酔を使うなどしてなるべく照射の出力を下げない方が、より効率的です。とはいえ、無理に痛みを我慢する必要はありません。大切なのは脱毛効果が出るまで通い続けることなので、無理のない範囲で継続しましょう。

なお、肌が乾燥していると痛みを感じやすくなるため、保湿によって肌の良いコンディションを保つ必要があります。洗顔の際には化粧水やローションによる保湿を習慣づけることもおすすめです。

髭の毛周期とは

毛周期が短い傾向がある

髭は毛周期が短いため、他の箇所よりも効果を感じられるのが早い傾向にあります。

毛周期とは毛が生え変わる周期のことです。毛には成長期・退行期・休止期の3つの状態があります。休止期の毛は次の新しい毛を生やすため抜け落ちます。髪やまつ毛を引っ張らなくても自然に抜けるのは毛周期の仕組みによるものです。

成長期の毛に対しては脱毛効果が高く、退行期・休止期だと効果が低くなります。成長期の段階にある髭は全体の2割程度なので、一度の施術で全ての髭の脱毛はできません。髭は毛周期が短い傾向にあり、成長期は4カ月～1年程度、退行期から休止期までは1カ月程度といわれています。

髭の毛周期に合わせて、1～2ヶ月に1回の施術が推奨されます。この期間を空けることで、前回の施術後に休止期にあった毛が成長期に入り、新たにレーザーが効果を発揮できる状態になるのを待つことができます。

もし短い間隔で施術を繰り返しても、まだ成長期に入っていない毛には効果が期待できないため、間隔をしっかり空けることが効率的です。一方で、間隔が長すぎると成長期を過ぎてしまう毛も増えるため、1～2ヶ月という適切なペースで施術を行うことが重要です。

毛周期に合わせて脱毛を進めると、成長期の髭が多い状態で施術できて効率的です。

髭脱毛で施術期間を空け過ぎたらどうなる？
 

1度の施術では髭脱毛の効果が十分に発揮されません。効果を実感できるまでには髭脱毛に複数回通う必要があります。また、髭脱毛は適切なタイミングで施術を受けることが重要です。施術期間を空け過ぎると脱毛効率が悪くなったり、施術回数が増えたりしてしまいます。それぞれ詳しく解説します。

脱毛効率が悪くなる

髭脱毛で施術期間を空け過ぎると、脱毛効率が悪くなるため注意が必要です。

髭脱毛の施術を受ける間隔の目安は、髭の毛周期に合わせて決められています。前述したように成長期の髭が多い状態で施術すると、脱毛できる髭が多くなり効率的に進められます。反対に毛周期を考慮せず施術を受けてしまうと、退行期・休止期の段階にある髭の割合が増えて脱毛の効果が低くなります。

1度の施術による効果が低ければ、目指す髭の状態になるまでに時間がかかってしまうでしょう。ツルツルの状態を目指したい方ほど、しっかり毛周期を考えて施術を受けることが重要です。髭脱毛を早く完了させたいなら、施術期間を空け過ぎないよう心掛けましょう。適切な施術期間には個人差があり、クリニックによっても異なる場合があるため、医師・スタッフに確認しておくと安心です。

施術回数が増える可能性がある

髭脱毛のタイミングを毛周期に合わせていないと、退行期・休止期の髭が多い状態で照射してしまう可能性が高まります。そのため、施術を受けても脱毛効果を得られず、目指したい状態になるまでに必要な施術回数が増えるかもしれません。1度の施術による効果が低いと、予定していた回数以上の施術が必要になることも珍しくありません。

施術回数が増えると手間が大きくなるだけでなく、費用もかさんでしまいます。最初に契約していたプランの施術回数では足りなくなり、施術を追加する必要が生じるでしょう。施術が完了するまでの期間も長引いてしまいます。

施術回数や費用、期間を抑えて髭脱毛を終わらせるためにも、期間を空け過ぎず適切なタイミングでクリニックに通うことがおすすめです。

髭脱毛の効果を高めるためにやるべきこと

髭脱毛の効果は事前の準備によっても高められます。自分でできる髭脱毛のための準備は下記の通りです。

• 自己処理は電気シェーバーを使う
• 保湿をする
• 日焼けを避ける
• 生活習慣を整える
• クリニック選び

それぞれ解説します。

施術前の自己処理は電気シェーバーを使う

髭脱毛の施術前は髭の自己処理が必要です。髭が生えたままの状態だと毛根にレーザーがしっかり照射されず、脱毛効果が落ちてしまうからです。やけどのリスクも生じるため、トラブル対策としても髭を自己処理しておきましょう。施術の前日には髭を剃っておいてください。

ただしカミソリや毛抜き、脱毛ワックスによる自己処理は髭脱毛の準備には適していません。髭を抜く自己処理の方法では、髭の毛根まで引き抜かれてしまいます。毛根が残っていないとレーザーが反応せず、髭脱毛の効果が現れません。

髭脱毛前の自己処理でおすすめなのは電気シェーバーです。電気シェーバーなら毛根を抜くことなく、表面の髭だけを取り除けます。また、カミソリと比べて電気シェーバーは肌の負担を抑えられ、乾燥やカミソリ負けが起きにくくなります。

施術の前後は保湿をする

髭脱毛の施術前後は肌の保湿が重要です。施術前に肌が乾燥していると赤みや腫れなど肌トラブルの原因となります。乾燥の程度によっては安全を考慮し、クリニックから施術を断られる場合もあるため、施術前は肌のコンディションを整えてください。

また、肌の健康を保つためには施術後の保湿も重要です。髭脱毛が終わるまでは毎日の保湿を習慣にしましょう。1度の保湿では目に見える効果は現れにくいものの、続ければ肌のコンディションが良好になります。

保湿におすすめのアイテムは化粧水や乳液、保湿クリームです。毎日の洗顔後は顔に化粧水をなじませ、肌に水分を与えましょう。その後は乳液や保湿クリームで水分に蓋をして、うるおいを維持できるようにします。

ただし、油分の含まれるアイテムは施術前の保湿には適しません。肌や毛穴に油分が付着していると、レーザーの照射が毛穴まで届きづらくなったり、肌トラブルの原因となったりします。施術前はあまり油分を含まないアイテムを利用してください。

施術の前後は日焼けを避ける

脱毛の施術前後は日焼けをしないように気を付けましょう。日焼けをした状態の肌で脱毛すると、効果が薄れたりやけどのリスクが高まったりします。レーザーによる脱毛は、前述したようにメラニンに反応して熱を出す仕組みです。そのため、日焼けして色素の濃くなった肌では、レーザーが毛根に反応しづらく脱毛効果が低くなります。

また、日焼けした肌にレーザーが反応してしまうと、やけどにつながる恐れがあり注意が必要です。

肌トラブルを防止するため、日焼けした状態ではクリニックに施術を断られる場合があります。施術が受けられず後回しになると、その分だけ髭脱毛が終わるまでの期間が伸びてしまうでしょう。また、毛周期に合わせた施術ができなくなり、脱毛の効率が落ちる可能性があります。

髭脱毛の施術後は肌がダメージを受けているため、日焼けによる負担を感じやすい状態です。施術前だけでなく施術後も日焼け対策に力を入れてください。日焼け止めの使用や帽子の着用で紫外線から肌を守りましょう。

施術期間中は生活習慣を整える

ホルモンバランスが髭の濃さに影響を与える場合があります。髭脱毛を受けている間は生活習慣に気を使いましょう。生活習慣を整えることで肌のコンディションが整い、肌トラブルも起こりにくくなります。

まずは不規則な生活を避けてしっかりと睡眠を取ります。食生活ではバランス良く栄養を取り、過度な飲酒はしないようにしましょう。

深い睡眠につなげるには適度な運動も大切です。おすすめの運動はストレッチやウォーキング、スイミングなどの有酸素運動です。ただし、外に出て運動する際は日焼け対策を忘れないようにしましょう。

通いやすく脱毛効率が期待できるクリニックを選ぶ

少ない回数で効率的に髭脱毛を進めるには、通いやすく脱毛効率が期待できるクリニック選びがポイントとなります。前述したように、髭脱毛では毛周期に合わせたタイミングでの施術が重要です。通うのが難しいクリニックを選んでしまうと施術期間が空き過ぎてしまい、髭脱毛の効率低下につながります。

通いやすいクリニックを選ぶポイントは、予約の取りやすさと使用している脱毛機の2点です。スタッフの人数、脱毛機の台数などが少ないサロンだと、1日に施術できる人数が少ないため予約が取りづらくなります。希望する日程で予約を受けられないと、髭脱毛が完了するまでの期間が長引いてしまうでしょう。

また、クリニックで使用している脱毛機の性能も脱毛の効率に影響があります。クリニックを比較検討する際は、どのような種類の脱毛機を置いているかも確認してみてください。

まとめ

髭脱毛にかかる回数や期間は、脱毛方法の種類や髭の状態によっても異なります。例えば髭が薄い人がツルツルの状態を目指すなら、医療脱毛だと8～15回を8カ月～3年9カ月程度かけて施術するのが目安です。髭が濃い人であれば15回ほどを1年3カ月〜3年9カ月程度かけて脱毛するのが目安となります。

髭脱毛の効果は個人差が大きいため、様子を見ながら進めることも重要です。できるだけ髭脱毛の効果を高めるためにも、保湿や日焼け対策などで肌のコンディションを整えましょう。また、脱毛を受けるクリニック・サロン選びも大きなポイントです。

効率的に効果を実感できる髭の医療脱毛なら、KANNO'A. clinicがおすすめです。KANNO'A. clinicでは幅広い毛質・肌質に対応するため、高性能な医療脱毛レーザー「GentleMax ProPlus」を導入しています。効果が高い脱毛を実施しているので、少ない施術回数で高い効果が期待できます。効果的な髭脱毛を検討している方はお気軽にご相談ください。