医療脱毛はアトピーでもできる? メリットや施術時のポイントを解説 - 医療脱毛ならカノアクリニック
脱毛効果の高い医療脱毛をしてみたいけれど、アトピーでもできるのか、肌への負担は大きいのではないかと不安に思う方も少なくないでしょう。
今回はアトピーの場合の医療脱毛の可否やアトピーの方が医療脱毛をするメリット、受けるときのポイントなどを解説します。アトピーだから医療脱毛はできないと諦めていた方も、この記事を参考に医療脱毛にチャレンジしてみてください。
<目次>
- 医療脱毛はアトピーでもできる?
- アトピーの方が医療脱毛を受けるメリット
- アトピーの方が医療脱毛を受けられない可能性があるケース
- アトピーの方に注意が必要な自己処理方法
- アトピーの方が医療脱毛を受ける際のポイント
- まとめ
医療脱毛はアトピーでもできる?
アトピーの方は肌が弱く刺激に敏感に反応するため、医療脱毛はできないと思われがちですが、基本的にはアトピーの方でも医療脱毛は受けられます。
医療脱毛は、レーザーの光がメラニンという黒い色素に反応して発毛組織にダメージを与える仕組みなので、肌表面に加わる刺激はそこまで大きくありません。よって、肌が弱いアトピーの方でも受けられるようになっています。
ただし、黒い色素に反応する仕組みのため、色素沈着で色が濃くなっている箇所はレーザーが強く反応してしまう可能性があり危険です。また肌に炎症が起きている場合も、レーザーが刺激となってしまう恐れがあります。
そのため、アトピーの方が医療脱毛を受ける際には、カウンセリング時に今の症状や肌の状態などを医師に相談しておく必要があります。
アトピーの方が医療脱毛を受けるメリット
ここからはアトピーの方が医療脱毛を受けるメリットを3つ紹介します。一度脱毛してしまえば自己処理による肌への負担が減らせる上、ムダ毛がなくなる・肌への負担が減らせるという一石二鳥の効果が得られるでしょう。
医師の診察があるので安心
医療脱毛は脱毛サロンとは異なり、医師の診察を経てからの施術となります。アトピーの方のように肌に不安を抱える方でも、しっかりとしたカウンセリングが受けられるので安心できるでしょう。
もし施術後に何かトラブルが起きたとしても、すぐに対応してもらえるため、万が一のときでも安心です。医師が常駐しているため診察することができ、治療薬の処方もしてもらえます。
もしものときに備えるためにも、アトピーの方の施術経験があるクリニックや、施術実績数が多い医師など、豊富な経験を持つクリニック・医師を選ぶのがおすすめです。
肌への負担が少ない
医療脱毛で使われる機械は、サロン脱毛で使われるものよりも高い効果が出やすく、照射回数が少なく済むというメリットがあります。
医療脱毛で使われるレーザー脱毛器は、先述した通りメラニン色素に反応し、毛穴の奥にある毛根組織を破壊して脱毛をする仕組みです。近年ではバルジ領域と呼ばれる器官だけをターゲットにした蓄熱式医療レーザーが開発され、弱いエネルギーでじわじわと加熱する方式も採用されています。
一回当たりの施術の効果が高いと、何度も通う手間を減らせます。肌への負担だけではなくトータルでかかる時間も削減できるでしょう。
自己処理の回数を減らせる
アトピーであってもムダ毛の処理をしないということは、なかなか難しいのではないでしょうか。脱毛をしていない限り、カミソリやシェーバー、毛抜きなどによる自己処理をし続けるしかありません。
しかし、これらの処理方法はアトピーではない方でも肌への負担が大きく、アトピーの方であればより肌に大きなダメージを与えてしまう可能性が高いです。また自己処理によって、よりアトピーが悪化してしまうことも十分考えられるでしょう。
医療脱毛を受ければ自己処理をしなくてもよくなるので、肌への負担をグンと減らせます。
アトピーの方が医療脱毛を受けられない可能性があるケース
ここまでアトピーの方が医療脱毛を受けるメリットについて解説しましたが、ここからはアトピーの方が医療脱毛を受けられない可能性があるケースについて紹介します。もしも当てはまっている場合は、医師によく相談してから施術を受けるかどうか決めてください。
色素沈着がある
繰り返しになりますが、医療脱毛のレーザーは黒い色素に反応するので、色素沈着の箇所は強く反応してしまう可能性があります。
アトピーによる炎症部分が治ると黒ずみが残ることがあり、それが繰り返されることで色が濃くなってくるといわれています。そのため、脱毛したい部分が色素沈着を起こしている場合は、施術前に医師に確認し、そのまま進めてよいのかよく相談しましょう。
出血や炎症を起こしている
アトピーの症状がひどくなって出血や炎症が起きているときは、脱毛によるダメージが強く出る可能性があります。
肌の状態がいつもより悪いときに、日常生活では受けない刺激(医療脱毛レーザーによる刺激)を受けてしまうと、過敏に反応してしまうかもしれません。アトピーが悪化するリスクを避けるためにも、症状がひどいときには施術は避けましょう。
アトピーは症状に波があるため、比較的症状が落ち着いているタイミングでの施術をおすすめします。
ステロイドを使用している
アトピーの治療薬として一般的なステロイド薬ですが、炎症を抑える代わりに免疫機能を低下させる働きもあります。ステロイド薬により免疫が低下した状態でレーザー照射を行うと、感染症や毛嚢炎(もうのうえん)を招いてしまうかもしれません。
またステロイド薬は光を吸収する性質があるため、レーザーを当てるとやけどや色素沈着を起こす恐れもあります。
ただし、すべてのステロイド薬が脱毛に適さないわけではないので、症状や使用中の薬を医師に相談してから、適切な施術方法を検討してもらうとよいでしょう。
アトピーの方に注意が必要な自己処理方法
医療脱毛は施術前に自己処理が必要です。ここからは、アトピーの方には注意が必要な自己処理方法について解説します。これらの方法はできるだけ避けて、肌へのダメージが少ない方法で自己処理をしましょう。
シェーバーやカミソリ
自己処理方法として一般的なシェーバーやカミソリは、アトピーの方にとっては刺激が強すぎるため、おすすめしません。刃が直接肌に当たることで、ムダ毛と一緒に角質層まで削られてしまいます。
角質層は、肌をバリアしてくれる機能を持っているため、角質層が傷つくと肌に赤みやかゆみが出やすくなります。特に、アトピーの方はカミソリ負けによる肌トラブルを起こしやすいため、できるだけ避けた方がよいです。
おすすめなのは、電気シェーバーを使うことです。電気シェーバーは刃が直接肌に触れないため、角質層へのダメージを抑えられます。
除毛クリーム
除毛クリームは、カミソリのように直接肌を傷つけないため、肌への負担が少ないように思えますが、実はかなりのダメージを与えてしまう方法です。
除毛クリームは、アルカリ性の薬剤が使われており、ムダ毛のタンパク質を溶かして除毛する仕組みとなっています。しかし、タンパク質でできているのはムダ毛だけではなく、肌も同じです。そのため、ムダ毛を溶かすのと同じように、肌の表面もいくらかのダメージを負うことになります。
アトピーの方が除毛クリームを使うと、肌がピリピリしたり、赤くなったりとトラブルが発生する可能性があるため、除毛クリームの使用はあまりおすすめできません。
毛抜き
数本のムダ毛が気になるときによく使われる毛抜きですが、肌に大きなダメージを与えてしまう処理方法です。
毛抜きでムダ毛を抜くと、毛穴や毛根周辺が傷ついて炎症を起こし、開いた毛穴から雑菌が入ることによって毛嚢炎を発症しやすくなります。また毛穴が広がってしまい、見た目もよくないでしょう。
さらに肌のバリア機能が働くことによって、ムダ毛が肌に埋もれてしまう埋没毛となってしまうこともあります。こうなってしまうと、ムダ毛を抜くことも剃ることもできません。
また医療レーザーは毛根に反応するため、毛根から抜いてしまう毛抜きによる自己処理では脱毛効果が得られないという点も、毛抜きをおすすめしない理由の一つです。
アトピーの方が医療脱毛を受ける際のポイント
アトピーの方が安全に医療脱毛を受けるために、押さえておきたいポイントを5つ紹介します。下記のポイントをしっかり守ることで、肌へのダメージを抑えた脱毛の施術を受けられるでしょう。
医師に症状を詳しく伝える
自分の症状や今の肌の状態などを、できるだけ詳しく医師に相談しましょう。医療脱毛は、施術前に医師の診断を受ける必要があり、その際に持病や不安なことなどを相談できます。
アトピーの方であればそのタイミングで、アトピーであることや、どのような薬を使用しているかなどを詳しく伝えておきましょう。医師はあらゆる可能性を考慮した上で施術方針を決めてくれるため、後はその指示に従って進めていくだけで大丈夫です。
そのためクリニックを選ぶ際は、細かなことも相談しやすい・話しかけやすいところがよいでしょう。態度が悪い、忙しそうで話しかけづらいなどの印象を持つクリニックは避けてください。
事前にテスト照射を受ける
レーザー照射について不安がある場合は、事前にテスト照射を受けてみるのもおすすめです。テスト照射は、実施しているクリニックとしていないクリニックがあるので、カウンセリング時に確認しておきましょう。
アトピーの方であれば、テスト照射から数週間様子を見て、問題なければ施術開始となる場合が大半です。照射の痛みが強い場合は、出力を下げる・麻酔を使用するなどの方法も取れるため、クリニックに相談してみてください。
症状がひどい場合は照射を延期する
アトピーは良くなったり悪くなったり、症状に波があることが特徴です。症状が悪いときに無理して施術を受けると、アトピーの症状がひどくなることも考えられるため、少しでも不安があるときは無理せずやめておきましょう。
自分で判断がつかない場合は、かかりつけ医やクリニックの医師に相談するのも選択肢の一つです。施術ができる状態になった際にスムーズに再開できるよう、施術の回数やタイミングをスタッフと事前に相談しておくことをおすすめします。
施術後のスキンケアを徹底する
施術後はスキンケアを徹底することも大切です。レーザー脱毛は毛根を熱で破壊する仕組みなので、レーザーを受けるといつもより肌が乾燥しやすくなります。アトピーの方は、肌が乾燥するとかゆみや炎症が起きやすく症状が悪化しやすいため、施術後は保湿を徹底しましょう。
施術後に使われる保湿剤はクリニックごとに異なるため、カウンセリング時に聞いておくと安心です。自分で保湿する場合にどのようなクリームや化粧水がよいかなどは、かかりつけ医やクリニックの医師に相談してみてください。
肌トラブルが出たら医師に相談する
もしも施術後に肌トラブルが発生したら、速やかに医師に相談しましょう。
赤み・かゆみ・やけど・毛嚢炎・色素沈着といった肌トラブルが起きてしまうと、アトピーの症状が悪化してしまう可能性があります。脱毛直後は肌の赤み・かゆみといったことは起こりやすいですが、症状が3日以上継続する場合は医師の診断を受けてください。
特にアトピーの方は肌が弱いため、何か異変を感じたらためらわずすぐに医師の判断を仰ぎましょう。
万が一、肌トラブルが起きた場合に備えてアフターフォローを手厚くしているクリニックもあります。アトピーの方は、そういったサポートが充実しているクリニックを選ぶのがよいでしょう。
まとめ
アトピーの方でもいくつかの点に注意すれば、医療脱毛を受けられます。医療脱毛をすることで毛がなくなるだけではなく、毎日の自己処理から解放され、刺激が少なくなることでアトピーの症状も改善するかもしれません。
医療脱毛を受ける際のポイントをしっかりと押さえることで、アトピーだからといって諦めることなく施術を受けられるでしょう。信頼できる実績豊富なクリニックをぜひ見つけてみてください。
KANNO’A.clinicは日本医学脱毛学会所属クリニックで、専門スタッフがお一人ずつ丁寧に診断するので、アトピーの方でも安心してご相談いただけます。また当院で使用する脱毛機械は全て「GentleMax Pro Plus」で統一しており、効率よく脱毛を進めていただけます。
プライバシーにも十分配慮しており、男女別々の施術フロアで、異性と顔を合わせることなく通院していただけます。もちろん施術室は完全個室で、他の方の目を気にすることなく施術可能です。
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今まで培ってきた形成外科医としての専門知識と技術を生かし、皆様に安心して受診して頂けるクリニックを目指しております。
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◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許