ケロイド体質でも医療脱毛は可能?リスクと代替方法を徹底解説 - 医療脱毛ならカノアクリニック
医療脱毛は、高い効果が期待できることから、自己処理に悩む方にとって非常に人気のある選択肢です。しかし、ケロイド体質の方にとっては、リスクを伴う場合があります。特に、医療脱毛で使用されるレーザーは、肌に少なからず刺激を与えるため、ケロイド体質の方には不安に思うかもしれません。本コラムでは、ケロイド体質の方が医療脱毛を検討する際のリスクや、医療脱毛以外の選択肢について詳しく解説します。
<目次>
ケロイド体質とは?
ケロイドの特徴と症状
ケロイド体質とは、ケロイドができやすい体質のことを指します。ケロイドは、傷が治る際にできる通常の瘢痕(はんこん)を超えて、皮膚が過剰に増殖し、盛り上がった硬い組織が形成される状態です。ケロイド体質の方は、傷ができるとその部位が通常よりも大きく盛り上がり、皮膚の表面に広がりやすく、かゆみや痛みを伴うこともあります。
肩や胸、背中、耳の周りなど、特定の部位にできやすいのも特徴です。
ケロイド体質の人は、皮膚が刺激を受けることでケロイドができやすいため、外科手術や美容施術を受ける際は慎重になる必要があります。
体質によるケロイドの形成メカニズム
ケロイド体質の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的な要因が大きいと考えられています。また、肌のターンオーバーや修復機能が過剰に働くことで、肌が必要以上に再生され、結果としてケロイドが形成されることが分かっています。
通常、皮膚に傷ができると、体はその部分を修復するためにコラーゲンと呼ばれるタンパク質を生成しますが、ケロイド体質の人では、必要以上に多くのコラーゲンが生成され、結果として瘢痕が盛り上がり、通常の傷跡を超えて広がっていく傾向があります。
ケロイド体質の場合、医療脱毛が難しい理由
レーザー脱毛の仕組みと肌への影響
医療脱毛で用いられるレーザーは、毛根に直接熱を加え、毛根の破壊を目指すものです。レーザーは毛根のメラニン(黒色色素)に反応して高温になり、毛根を破壊することができます。しかし、ケロイド体質の方の場合、この高温が皮膚にも刺激を与え、炎症反応が過剰に発生する可能性があります。
レーザーがケロイド体質に与えるリスク
ケロイド体質の方がレーザー脱毛を受けた場合、肌が熱や刺激に敏感に反応し、通常以上の赤みや腫れ、最悪の場合はケロイドの形成につながる可能性が高まります。
ケロイドの形成リスク:レーザー照射による熱エネルギーが皮膚に負担をかけることで、ケロイド体質の方は通常よりも瘢痕ができやすく、場合によってはケロイドが形成されるリスクがあります。特にVIOなどのデリケートな部位や、過去にケロイドができたことのある部位に対しては、細心の注意が必要です。
肌のダメージが修復しにくい:ケロイド体質の方は、皮膚のダメージを受けた際に正常な修復プロセスがうまく進まない場合があり、過剰修復が起こるリスクがあります。これにより、通常よりも皮膚がダメージを受けた場合、ケロイドが形成されるリスクが高まります。
ケロイドと似ている肥厚性瘢痕
ケロイドと肥厚性瘢痕はどちらも傷跡が盛り上がるため見た目が似ていますが、性質が異なります。ケロイドは傷の範囲を超えて盛り上がり、広がっていく特徴があり、痛みやかゆみを伴うこともあります。一方、肥厚性瘢痕は、傷の範囲内で盛り上がり、時間とともに目立たなくなっていく傾向があります。
そのため、肥厚性瘢痕であれば医療脱毛のレーザー照射ができる可能性もあります。瘢痕のある場所は避けてレーザーを照射したり、軽度の瘢痕であれば照射が可能な場合もあります。
ケロイド体質かどうか迷っている方や、肥厚性瘢痕の疑いがある方は、医師に相談することで、最適な方法を見つけられるかもしれません。医療脱毛を完全に諦める前に、まずは医療脱毛クリニックや皮膚科などで相談してみましょう。
まとめ
ケロイド体質の方が医療脱毛を希望する際には、リスクを十分に理解し、慎重に判断することが重要です。医療脱毛の強力なレーザーがケロイド形成に影響を及ぼす可能性があるため、医療脱毛以外の選択肢を考慮することも必要です。
KANNO'A.clinicでは、ケロイド体質かどうかを専門医が判断します。ご自身でケロイド体質かどうか判断せず、まずは無料カウンセリングでご相談ください。あなたの肌質に合った施術を提案させていただきます。
美容医療において大事なことは患者様にご満足頂き、皆様の生活の質を向上させることは勿論のこと、安全に医療を提供することだと思います。
今まで培ってきた形成外科医としての専門知識と技術を生かし、皆様に安心して受診して頂けるクリニックを目指しております。
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◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許