ニキビ肌でも医療脱毛できる? 注意点や脱毛後の肌の変化も解説 - 医療脱毛ならカノアクリニック
ニキビやニキビ跡があっても医療脱毛は可能なのか、気になって迷っている方も多いでしょう。ニキビの状態によっては脱毛を受けられる場合があります。本記事では、どのような状態のニキビであれば脱毛ができるのか、症状別に解説します。
施術後に想定されるニキビの状態やニキビへの対策についても解説するため、施術を迷っている方はぜひ参考にしてください。
<目次>
- 医療脱毛はニキビがあっても可能?
- 脱毛期間中のニキビ対策や予防方法
- 脱毛後にニキビ?「毛嚢炎」の可能性も
- 医療脱毛はニキビ予防にもおすすめ?メリットも豊富
- ニキビ肌で迷ったらKANNO’A.clinicで相談を
- まとめ
医療脱毛はニキビがあっても可能?
ニキビは主に思春期から青年期に該当する、10~30代に発症しやすいです。ニキビができやすい身体の部位は、顔や背中などが代表的です。
顔や背中にニキビができていても医療脱毛は受けられるのかは、ニキビの状態次第で変わります。
ここではどのようなニキビであれば医療脱毛を受けられるのか、ニキビの症状別に解説します。ただしニキビの状態については、安易に自己判断せず、迷った場合は事前に医師へ相談しましょう。
脱毛できる場合
ニキビができている場所に関係なく、「アクネ菌」と呼ばれる原因菌の繁殖が比較的落ち着いている状態のニキビであれば、医療脱毛の施術を受けても特に問題ないでしょう。もしくは症状が軽いニキビであれば、医療脱毛を受けられる場合があります。
具体的には以下のようなニキビの状態であれば、医療脱毛の施術を受けられることが多いです。
- 化膿が落ち着いてきて治りかけのニキビ
- 白ニキビ:白い状態のできて間もないニキビ
- 黒ニキビ:毛穴が開き、白いニキビが酸化して黒くなったニキビ
また広範囲に渡るニキビではなく、ポイントでニキビができている場合は、その部分をよく避けてレーザーを照射することも可能です。
脱毛できない場合
医療脱毛のレーザーや光によって熱・刺激がニキビに加わり、さらに症状を悪化させる恐れがある状態のニキビであれば脱毛を控える必要があります。
以下のような状態のニキビであれば、医療脱毛の施術を控えましょう。
- 化膿している状態のニキビ
- 赤く腫れていて、炎症が強いニキビ
- 膿があるニキビ
- 広範囲にニキビが密集してできている
施術後にニキビの状態が悪化してしまうのを避けるため、クリニックによっては脱毛の施術を断られる場合があります。
またニキビが広範囲に密集している場合は、ニキビを避けてレーザーや光を当てることが難しいため、症状が出ている箇所は全体的に施術できません。
ニキビ跡に脱毛は可能?
ニキビの症状が治まり、跡になった状態であれば、問題なく脱毛の施術を受けられるでしょう。跡になっているのであればすでに炎症が治まっている状態であるため、赤くても施術が可能な場合が多いです。
脱毛のレーザーは毛や皮膚の黒い色に反応します。そのためニキビ跡の色素沈着が薄ければ、患部にレーザーが反応する可能性が低いため、施術が可能です。
また機器にもよるものの、医療脱毛はニキビ跡を徐々に薄くする効果も期待できます。そのため、ニキビ跡のケアとしても、医療脱毛のレーザーは応用されることもあります。
脱毛が難しいと判断された場合
ニキビの状態によって医療脱毛の施術が難しいと判断された場合は、症状が治まるのを待って後日施術を受けるのがおすすめです。ニキビにレーザーや光が当たることで、炎症がさらにひどくなる可能性があります。
またはニキビがある箇所を避けて施術する場合もあります。希望していた部位でも、ニキビがあれば施術できないということも留意しておきましょう。
脱毛したい箇所にニキビがあれば急いで脱毛せず、まずはある程度は肌のコンディションを整えてからレーザー脱毛を行うことが重要です。脱毛後の肌トラブルを避けるためにも、ゆっくりと取り組んでみてください。
脱毛期間中のニキビ対策や予防方法
脱毛期間中のニキビ対策や予防方法を解説します。注意すべき点に気を付けながら対策を行いましょう。
洗顔時の注意
ニキビができるのは、洗顔後に残った汚れや皮脂が原因です。
しかし洗顔をし過ぎると逆に肌が乾燥してしまい、皮脂の過剰分泌により毛穴が広がります。広がった毛穴に汚れが入り込み、クレンジングや洗顔で落としきれなくなることで、毛穴の出口が塞がりニキビにつながります。
脱毛中の肌は通常よりも刺激に弱く、乾燥しやすいです。そのため脱毛期間中に洗顔をする際は、刺激の少ない洗顔料をよく泡立てて、1日2回やさしく洗うよう心がけましょう。
保湿が重要
先述したとおり、医療脱毛後の肌は光とレーザーによるダメージを受けた状態であり、乾燥しています。肌のバリア機能が低下しているため、外部からの刺激に対して、とても敏感な状態です。
肌が乾燥していると、ニキビの元となる皮脂の分泌量増加につながります。皮脂の過剰分泌は毛穴の詰まりにもつながるため、保湿が肝心です。
脱毛によるダメージを受けた肌には、低刺激の保湿剤を使用して保湿を行いましょう。
生活習慣の見直し
ニキビが増える原因として、睡眠不足や食生活の乱れ、ストレス過多が挙げられます。あごやおでこを始めとする顔ニキビが増えてしまう可能性が高いです。
ニキビができにくい肌を目指すのであれば、まずは生活習慣を見直しましょう。
具体的には十分な睡眠時間の確保や、肌にふれるものを清潔に保つことが重要です。また食事も栄養バランスの良い食事を心がけることで、ニキビの改善につながる場合もあるため、積極的に取り組んでみてください。
入浴時の注意
脱毛直後の肌は光やレーザーによるダメージを負っています。軽いやけどをしたときと同じように非常に敏感な状態なので、肌へ刺激を与え過ぎず、洗い過ぎないことを心がけましょう。
泡を使って肌をこすらないようソフトに洗い、背中もタオルでゴシゴシとこすり過ぎないことが大切です。
またシャンプーやトリートメントには、髪に潤いを与えるための油分が多く含まれています。そのため、皮膚に付着したシャンプーやトリートメントを洗い流せていないと、ニキビの原因になってしまうため、きちんと洗い流してください。
自己処理の注意点
脱毛期間中も毛の自己処理を行う場合は、毛抜きやワックス、カミソリの使用は避けましょう。脱毛後の肌は敏感な状態であるため、炎症や埋没毛などのトラブルにつながりかねません。
刃が直接肌へ当たらない電動シェーバーであれば、肌への負担も少ないためおすすめです。
照射後、2~3週間で施術した部分の毛は自然に抜けていきます。それまでの間はできるだけムダ毛処理をしないことが、肌トラブルを避けるためには重要です。
脱毛後にニキビ?「毛嚢炎」の可能性も
脱毛後に発生したニキビは、ニキビではなく「毛嚢炎(もうのうえん)」の可能性が高いです。ニキビと毛嚢炎の違いや、できたときの対処法を解説します。
毛嚢炎って?
毛嚢炎(もうのうえん)とは、肌へニキビに似た小さなぶつぶつが現れる皮膚の炎症です。見た目がニキビとそっくりであることから、ニキビと勘違いする人も多いでしょう。
医療脱毛のレーザーによって、毛の根部分を包んでいる「毛包」に傷がついたところへ、常在菌であるブドウ球菌が入り込み、感染することで炎症を引き起こします。
毛嚢炎が発症しやすいのは皮脂の分泌が多い部位であり、主に背中で発生しやすいとされています。他にも男女でも発症しやすい部位は異なり、女性は脇や膝、男性は髭周りにできやすいのが特徴です。
毛嚢炎は、カミソリでの自己処理や蒸れなどによる雑菌繁殖によってもできやすくなります。脱毛後や自己処理後は特に、肌を清潔に保てるように努めましょう。
ニキビと毛嚢炎の違い
ニキビと毛嚢炎は見た目が似ているため、判断に迷う方もいるでしょう。症状を引き起こす菌はそれぞれ異なり、ニキビは「アクネ菌」、毛嚢炎では「表皮ブドウ球菌」や「黄色ブドウ球菌」が主な原因菌です。
ニキビは、毛穴の出口に皮脂が詰まったところにアクネ菌が過剰に増殖し、炎症を起こして発生します。一方毛嚢炎は、脱毛レーザーによるダメージや自己処理によるそり負けなどで生じた傷から細菌が入り込み、毛包が炎症を起こして発生します。
中に芯があるかどうかという点も、ニキビと毛嚢炎を見分ける簡単な方法です。ニキビは中に芯があり、毛嚢炎にはないのが特徴です。触ってみると芯の有無が分かりやすいため、判断に困った際は触って確認してみてください。
またニキビの場合は、炎症の度合いが変化したり化膿が起こったりするなど、状態が安定しないことが多いですが、毛嚢炎の場合は症状が安定的で自然に症状が和らぐのが一般的です。
毛嚢炎ができたらどうする?
脱毛をした後に毛嚢炎ができた場合、症状が比較的軽度であれば何もしなくても問題ありません。
通常は1〜2週間程度で改善に向かうケースがほとんどですが、長く続いたり症状が悪化したりするようであれば、脱毛をしたクリニックに相談しましょう。
施術後の毛嚢炎や炎症など、もしものトラブルが起きた場合でも専門医が常駐し、薬を出してくれるクリニックであれば、いざというときでもスムーズに対応してもらえます。
医療脱毛はニキビ予防にもおすすめ?メリットも豊富
医療脱毛はニキビ肌に対してもメリットが多いといわれています。脱毛によって、ニキビ跡の改善が期待される理由を見ていきましょう。
毛穴が詰まりにくくなる
医療脱毛を行うことで、毛穴が詰まりにくくなることがニキビ予防にも役立ちます。
ニキビができる原因として、皮脂や汚れの毛穴詰まりが挙げられます。毛穴が塞がれることでアクネ菌が繁殖し、ニキビが発生する仕組みです。
レーザーによる医療脱毛は、皮脂腺にもアプローチするため過剰な皮脂の分泌を抑制します。また脱毛の回数を重ねる度に毛が細くなるため、毛穴が小さくなり、毛穴の引き締めにもつながります。これにより皮脂や汚れが毛穴に詰まりにくくなるでしょう。
毛穴詰まりが改善すると、ニキビが発生しにくい肌の状態に近づくため、ニキビができにくくなることも見込まれます。
ニキビの原因となる雑菌が繁殖しにくくなる
医療脱毛は、ニキビの原因菌が繁殖しにくくなるのもメリットの一つです。
脱毛の際に受ける熱によって、皮脂の抑制やニキビの原因菌であるアクネ菌の除去が期待され、ニキビの予防につながります。
また毛がある状態だと、毛に汚れや皮脂が付着し長時間たまることで雑菌が繁殖するため、ニキビや肌荒れのリスクが高まります。特に男性の髭周りにできるニキビは、髭へ付着した汚れや皮脂に繁殖した雑菌が原因だと考えられます。
脱毛をして雑菌が繁殖しにくい環境に肌を導くことで、肌を清潔に保てるため、ニキビや肌荒れのリスク低減が期待できます。
自己処理の頻度が減る
カミソリや毛抜きによる自己処理は、肌へ大きな負担をかけてしまいます。また定期的に処理をしなくてはいけないため、時間や手間がかかるでしょう。
医療脱毛をすることで、自己処理の頻度が少なくなり、毛の引き抜きや剃毛などによる皮膚への刺激が減るため、肌への負担を低減できます。毛嚢炎や炎症といった肌トラブルのリスクを下げることも期待できます。
自己処理の頻度が減ることで、皮膚の炎症を引き起こす原因を防ぎ、ニキビになりにくい肌へと導くことが可能になるでしょう。
ニキビ肌で迷ったらKANNO’A.clinicで相談を
KANNO’A.clinicでは、施設内全ての脱毛機器をジェントルシリーズで最新の「ジェントルマックスプロプラス」で統一しています。
他シリーズよりも脱毛効率が高い脱毛機であるため、およそ5回以上の施術で半永久的に脱毛できます。
施術後にもしもの肌トラブルが起きた場合でも、常駐している専門医が迅速にサポートいたします。施術日から4週間以内の受診であれば、薬の処方も無料です。
経験豊富なスタッフが、一人ひとりのお悩みや要望に合わせて施術内容を提案します。またカウンセリングルーム・施術室は、女性と男性それぞれに専用ルームをご用意しているため、性別問わず落ち着いてご利用いただけます。
専門的な知識と技術を有したスタッフが施術を行うため、ニキビ肌にお悩みの方は気軽にご相談ください。
ジェントルマックスプラスはニキビ治療にも使用される
ジェントルマックスプロプラスによる脱毛は、脱毛のみならずニキビ治療にも効果が期待できます。ただし効果を感じられるまでには一般的に3~5回の施術が必要で、1回の施術では完了しないため、ご留意ください。
ジェントルマックスプロプラスのアレキサンドライトレーザー(755nm)は、メラニンに吸収されやすく、毛から熱を発生させることで脱毛を行います。
毛穴の閉塞が改善されることで、皮脂の過剰分泌を抑制可能な上、熱によってアクネ菌を殺菌し、ニキビや色素沈着の改善につながることが期待できます。
太く濃い毛だけでなく、細く薄い産毛に対しても脱毛効果があるため、毛穴が詰まりにくくなり、ニキビができにくい肌環境作りもサポートいたします。
ただし施術後にニキビが悪化する可能性もあるため、かゆみや腫れなどの肌トラブルが発生した場合は早めにご相談ください。
まとめ
ニキビ肌の場合、医療脱毛を受けられるのか多くの方が悩んでしまうでしょう。ニキビがある状態で脱毛をしてしまうと、さらなる状態の悪化を招きかねません。
脱毛期間中はニキビができないよう、できる限りの予防に努めましょう。もし途中でニキビが発生した場合は、ニキビの状態を確認し脱毛できるかどうかを確認してみてください。
脱毛ができる状態のニキビであるかどうか、判断に迷った場合はKANNO’A.clinicの無料カウンセリングで気軽にご相談ください。
美容医療において大事なことは患者様にご満足頂き、皆様の生活の質を向上させることは勿論のこと、安全に医療を提供することだと思います。
今まで培ってきた形成外科医としての専門知識と技術を生かし、皆様に安心して受診して頂けるクリニックを目指しております。
まずはお気軽にご来院下さい。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許