ボトックス注射をした前後に脱毛はできる?リスクと注意点を詳しく解説 - 医療脱毛ならカノアクリニック
ボトックス注射と医療脱毛は、どちらも美容医療の分野で非常に人気のある施術ですが、これらを組み合わせて行う際にはタイミングやリスクに注意が必要です。特に、ボトックス注射を行った部位に医療脱毛を行う場合、適切な間隔を空けることが重要です。本記事では、ボトックス注射を受けた前後で脱毛が可能かどうか、またそのリスクと注意点について詳しく解説します。
<目次>
ボトックス注射とは?
ボトックス注射は、ボツリヌス菌から抽出された成分を皮膚や筋肉に注入することで、筋肉の動きを一時的に抑える治療法です。これにより、シワの改善や顔のリフトアップ、筋肉の緊張を和らげる効果が得られます。
主な用途
- シワ改善:額、眉間、目尻の表情ジワを目立たなくします。
- 小顔効果:エラ張りの原因となる咬筋に注射することで、顔をスリムに見せます。
- 汗の抑制:ワキや手のひら、足の裏など多汗症の治療にも使用されます。
- 筋肉の張りを取る:肩やふくらはぎの発達した筋肉の張りを緩和し、肩こり改善や、肩回り・ふくらはぎをスリムに見せます。
ボトックスは効果が徐々に現れ、通常3〜6ヶ月持続しますが、その間の適切なケアが求められます。
ボトックス注射と医療脱毛の関係
ボトックス注射を行った部位に医療脱毛を行う場合、注射後2週間以上の間隔を空ける必要があります。これには以下の理由があります。
ボトックスは熱に弱い
ボトックスは注入後、皮膚や筋肉に定着して効果を発揮するまでに時間がかかります。ボトックスは熱に弱い性質を持つため注意が必要です。安定していない期間にレーザー照射を行うと、熱や刺激によりボトックスの効果が低下する可能性があります。
さらに、ボトックスが施術部位以外に広がり、左右差が出たり、不自然な仕上がりになるリスクもあります。そのため、注射後2週間以上の間隔を空けることが安全で効果的です。
炎症やトラブルを避けるため
注射直後は、針を刺した部分が軽い炎症を起こしているため、レーザーの熱や光が加わることで炎症が悪化するリスクがあります。
血流や代謝への影響
脱毛レーザーの照射によって血流が一時的に促進されることがあり、ボトックスが施術部位から周囲に広がってしまう恐れがあります。
脱毛後にボトックス注射を行う場合の注意点
脱毛後にボトックス注射を行う場合、以下の2点に注意が必要です。
肌の回復を待つこと
脱毛後の肌はレーザーの影響で一時的にデリケートな状態となり、刺激に対して敏感です。赤みや炎症が生じた場合、それらが完全に治まってからボトックスを注射することが推奨されます。この期間を設けることで、肌への負担を軽減し、ボトックスの効果を最大限に引き出すことが可能になります。
衛生管理を徹底すること
脱毛後の肌はバリア機能が低下しており、感染症のリスクが高まるため、注射を行う際にはクリニックでの徹底した衛生管理が重要です。施術前後に肌を清潔に保つことも必要です。また、保湿をしっかり行うことで、脱毛後の肌トラブルも軽減されます。
注入した部位を避けることもできる
特定の部位でのみボトックス注射を行った場合は、その部位を避けて脱毛を進めることも可能です。クリニックで相談の上、施術範囲を調整してもらいましょう。
脱毛後にボトックス注射を行う場合の注意点
脱毛後にボトックス注射を検討する場合、施術のタイミングと肌の状態に以下のような注意が必要です。
肌の回復を待つ
医療脱毛後の肌は一時的にデリケートな状態になっています。レーザー照射による赤みや乾燥、軽い炎症が治まるまで待ってからボトックスを注射することが推奨されます。
まとめ
ボトックス注射と医療脱毛を組み合わせる際には、適切なタイミングと注意点を守ることが大切です。特に、ボトックス注射を受けた部位に脱毛を行う場合は、最低でも2週間以上の間隔を空けることが必要です。また、脱毛後にボトックス注射を行う際も、肌の回復を待ち、適切なケアを行うことが求められます。
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◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許