ジェントルマックスプロについて解説。最新の脱毛機との違いは？　- 医療脱毛ならカノアクリニック

医療脱毛の分野で長い間トップクラスの信頼を誇る脱毛機器「ジェントルシリーズ」。その高い効果と安全性から、多くの医療機関で採用されています。本記事では、2016年に発売されたジェントルマックスプロの特徴とともに、2022年に発売された最新機器ジェントルマックスプロプラスとの違いを詳しく解説していきます。

＜目次＞

• ジェントルマックスプロの特徴
• ジェントルマックスプロと最新機器の違い
• 「ジェントルマックスプロ」と「ジェントルマックスプロプラス」のメリットとデメリット
• まとめ

 
ジェントルマックスプロの特徴

ジェントルマックスプロの特徴は以下の通りです。

 
1. アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの搭載

アレキサンドライトレーザーは755nmの波長で、黒い毛や太い毛に特に効果を発揮します。毛が濃く太い人に最適な選択です。ヤグレーザーは1064nmの波長で、色素が濃い肌や日焼けした肌、産毛のような細い毛にも対応可能です。この組み合わせにより、肌質や毛質を選ばず幅広い適応が可能です。
 

2. 安全性と快適性の両立

施術中に使用する冷却装置（DCD：ダイナミッククーリングデバイス）が皮膚を保護し、やけどのリスクを最小限に抑えます。冷却ガスが肌を瞬時に冷やすため、痛みを軽減しつつ快適な施術が可能です。

 
3. 幅広い適応範囲

顔・VIO・手足などの細かい部位から広範囲まで対応可能です。男性のヒゲや女性の産毛など、毛質や部位に関係なく高い効果を発揮します。

 
4. 高い効果と効率

レーザーエネルギーが毛根に集中して届くため、少ない回数で高い効果を実感できます。毛周期に合わせて適切に施術を行うことで、効率的に脱毛が進みます。
 

5. 医療機関専用機器

ジェントルマックスプロは、医療機関でしか使用できない医療用レーザー脱毛機です。日本の厚生労働省による薬事承認を受けている医療機器です。これにより、日本国内での使用において、安全性と有効性が公式に認められています。

そのため、エステなどの光脱毛と比べて効果が高く、安全性も保証されています。エステサロンで使用される光脱毛機器は、薬事承認を受けていない場合が多く、効果や安全性の面で医療機器とは大きな差があります。

これらの特徴により、ジェントルマックスプロは医療脱毛分野で長年の信頼を築いてきた機器です。ただし、最新機器のジェントルマックスプロプラスではさらに改良が加えられており、より快適で効果的な施術が可能になっています。

ジェントルマックスプロと最新機器の違い

2022年に発売された最新機器「ジェントルマックスプロプラス」と2016年に発売された「ジェントルマックスプロ」を比較すると、いくつかの明確な違いが存在します。

1. レーザーのパワー

ジェントルマックスプロ

• 最大出力：最大53J（アレキサンドライトレーザー）、最大80J（ヤグレーザー）
  
  
• パルス幅： 3msec

ジェントルマックスプロプラス

• 最大出力：最大68J（アレキサンドライトレーザー）、最大90J（ヤグレーザー）
  
  
• パルス幅： 2msec

照射パワーの最大出力は、ジェントルマックスプロプラスの方が、ヤグレーザーは約13％・アレキサンドライトレーザーは約30％もアップしています。パルス幅は短いほどレーザーが肌の奥深くまで届きやすくなります。そのため、ジェントルシリーズの中でもジェントルマックスプロプラスは、産毛や深い毛など脱毛が難しい毛質にも高い効果を発揮します。

2. レーザーの照射速度

ジェントルマックスプロ

• 最大発射頻度：2Hz（1秒間に2回の照射スピード）

ジェントルマックスプロプラス

• 最大発射頻度：3Hz（1秒間に3回の照射スピード）

Hzは1秒間にレーザーが何回発射されるかを表します。ジェントルマックスプロプラスでは、この発射回数がジェントルマックスプロの2Hzから3Hzへ増加。これにより施術スピードが向上し、広範囲の脱毛も短時間で効率的に行えるようになりました。

3. スポットサイズ（照射面積）

ジェントルマックスプロ

• スポットサイズ：最大24mm（直径）

ジェントルマックスプロプラス

• スポットサイズ：最大26mm（直径）

スポットサイズとは、レーザーが肌に当たる範囲の大きさを指します。ジェントルシリーズのレーザーは、中心に向かって同心円状に照射される仕組みです。このスポットサイズが大きくなると、レーザーが肌の奥深くまで届きやすくなります。そのためジェントルマックスプロプラスでは、今まで効果が出にくかった深い毛根にもアプローチできる可能性が高まり、脱毛効果がさらに向上しています。

 
4. 冷却機能（DCD：ダイナミッククーリングデバイス）

ジェントルマックスプロ

• 冷却装置：DCDシステムがレーザー照射直前に寒剤を吹きつけることにより皮膚を保護します。-21℃まで冷却可能です。

ジェントルマックスプロプラス

• 冷却装置：改良された新型DCDシステムにより、冷却効果がさらに向上（-25℃まで冷却可能）。そのため、従来の脱毛機よりも高出力での脱毛照射が可能になります。

ジェントルマックスプロプラスでは冷却温度が従来よりも低く設定されており、施術中の肌表面を効果的に保護します。これにより、痛みや肌への刺激がさらに軽減され、敏感肌の方でも安心して快適に施術を受けられるようになっています。

まとめ

ジェントルマックスプロプラスは、出力の向上、施術時間の短縮、冷却効果の向上など、数値的にも大幅な進化を遂げています。そのため、より高い脱毛効果と快適さを求める方に最適な選択肢です。

「ジェントルマックスプロ」と「ジェントルマックスプロプラス」のメリットとデメリット

それぞれの脱毛機のメリットとデメリットは以下のとおりです。

ジェントルマックスプロ

メリット

• 幅広い毛質や肌質に効果的
  アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの2種類を搭載し、さまざまな肌質・毛質に対応可能。

• 導入しているクリニックが多い
  ジェントルマックスプロは2016年に発売され、多くのクリニックに導入されているため、幅広い医療機関で施術を受けることが可能です。

デメリット

• 施術時間が長い
  最大スポットサイズがジェントルマックスプロプラスより小さく、発射速度も2Hzのため、広範囲の施術に時間がかかる。

• 痛みの軽減効果が限定的
  冷却機能はあるものの、プロプラスほどの冷却効果は得られない。

• 根深い毛や産毛への効果が限定的
  深い毛根や産毛には効果が出にくい場合がある。

 
ジェントルマックスプロプラス

メリット

• 高出力で効果的
  最大出力が向上しており、根深い毛や産毛など、脱毛が難しい毛質にも対応可能。

• 施術時間が短縮
  最大スポットサイズが26mm、発射速度が3Hzに向上し、広範囲の施術でも短時間で完了。

• 痛みが少ない
  改良された冷却機能により、施術中の痛みや肌への刺激が大幅に軽減。

• 適応範囲の拡大
  幅広い肌質・毛質に対応しつつ、安全性も向上。

デメリット

• 施術料金が高い
  最新機器であるため、導入コストが高く、施術料金がやや高めになる可能性がある。

• 導入しているクリニックが少ない

　　最新機種で導入コストが高いため、取り扱っているクリニックが少ない。

 

ジェントルマックスプロは、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。ジェントルマックスプロプラスは、より短期間で高い効果を求め、快適な施術を希望する方に最適です。

まとめ

ジェントルマックスプロは、優れた医療脱毛機器であり、多くの方に効果を実感していただける信頼性の高い選択肢です。しかし、最新機器「ジェントルマックスプロプラス」はその性能をさらに向上させ、施術時間の短縮、痛みの軽減、より高い脱毛効果を実現しています。これから医療脱毛を考えている方は、それぞれのメリットとデメリットを考慮し、自分に合った脱毛機を選ぶことが大切です。

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