ヒゲ脱毛におすすめ! メンズのニードル脱毛の特徴と種類を徹底ガイド - 医療脱毛ならカノアクリニック
身だしなみの一環として多くの男性はヒゲを処理しており、近年ではヒゲ脱毛をする男性が増加しています。医療脱毛といえばレーザー治療のイメージが強い方もいるかもしれませんが、古くから用いられている脱毛方法として「ニードル脱毛」があることはご存じでしょうか。
本記事ではニードル脱毛の基本情報や魅力、特徴や種類について解説します。ヒゲ脱毛にニードル脱毛を選ぶ理由やニードル脱毛が向いている方にも焦点を当てるので、脱毛方法を選ぶ際にぜひお役立てください。
<目次>
- ニードル脱毛ってどのような脱毛?
- ニードル脱毛の特徴とヒゲ脱毛に選ばれる理由
- ヒゲをニードル脱毛するメリット・デメリット
- メンズ向けニードル脱毛の種類
- ヒゲ脱毛の流れ:ニードル脱毛の施術工程を解説
- 施術前に知っておきたい注意点
- ニードル脱毛の費用と相場
- まとめ
ニードル脱毛ってどのような脱毛?
ニードル脱毛は「電気針脱毛」「針脱毛」とも呼ばれることがあり、毛穴に細い針を挿入して脱毛を行う方法です。19世紀頃にアメリカの医師によって考案された脱毛方法で、医療レーザー脱毛やフラッシュ脱毛よりも古くから使われています。
電流によって細胞を破壊するニードル脱毛は、医療行為に当たるため、施術は医療機関でのみ受けることが可能です。
ニードル脱毛の仕組み
ニードル脱毛とは、細い針を毛穴に刺して一瞬電気を流すことで、脱毛効果を期待する脱毛法です。毛穴一つひとつに針を刺し、毛根にある発毛組織(毛乳頭や毛母細胞)を破壊します。
毛は毛乳頭(もうにゅうとう)という発毛組織から栄養を受け取り、その栄養が毛根の丸い部分にある毛母細胞(もうぼさいぼう)に届けられます。この栄養を受けた毛母細胞が細胞分裂を繰り返して、毛が成長していく仕組みです。そのため、毛乳頭や毛母細胞の破壊に成功すると、毛穴は新しく毛を生やす力を失います。
ニードル脱毛を行うと、毛が再度生えてくる可能性はほとんどないので、永久脱毛を目指したい方におすすめです。
レーザー脱毛との違い
ニードル脱毛とレーザー脱毛は、どちらも毛根を破壊して毛の成長を防ぎますが、施術方法が異なります。
レーザー脱毛は黒いものに反応して熱を出す光を肌に当て、熱の力で発毛組織を破壊する仕組みです。ニードル脱毛は一本ずつ処理するのに対し、レーザー脱毛は広範囲を一度に施術できるため、短時間で効率的に脱毛できます。
しかし、レーザー脱毛はメラニン色素に反応するため、肌質や毛質によって効果に差が出る点がデメリットです。日焼けした肌や白髪には反応しにくいので、該当する方は施術前にクリニックに相談した方が良いでしょう。
ニードル脱毛は時間と料金が多少かかるデメリットはあるものの、レーザー脱毛にはないメリット面から再注目されています。
ニードル脱毛の特徴とヒゲ脱毛に選ばれる理由
ここからは、ニードル脱毛ならではの特徴と、ニードル脱毛がヒゲ脱毛に選ばれる理由を解説します。
ニードル脱毛の主な特徴
ニードル脱毛の主な特徴として以下3点が挙げられます。
- 永久脱毛を目指せる
- 毛質・肌質を問わずに対応可能
- 細かい施術が可能
ニードル脱毛は毛穴に電流を流して、毛根や毛母細胞を直接破壊します。そのため、再発毛の抑制効果が高く、永久脱毛を目指せます。
またレーザー脱毛では難しい日焼け肌への施術にも対応しており、あらゆる肌質や毛質に対応している点も強みです。白髪や産毛などの施術も問題ありません。
加えて一本ずつ処理する脱毛方法なので、細かい施術が可能です。脱毛したい箇所にピンポイントでアプローチでき、好みのデザインに近づけられます。
ヒゲ脱毛にニードル脱毛が適している理由
ニードル脱毛は永久脱毛を求める方だけでなく、細かい施術が可能なことから、デザイン性のあるヒゲを目指している方に適しています。男性にとってヒゲは印象を大きく左右するポイントの一つなので、細かなデザインをしたい方にとって施術方法選びは重要です。
ニードル脱毛であれば、ヒゲの形を整えたり、部分的に残したりするなど、細かなデザイン脱毛ができます。自由度が高く、生え際や細かい部位まで正確に処理できるため、イメージ通りの仕上がりになりやすいでしょう。
レーザー脱毛のように毛周期を気にする必要がないので、好きなタイミングで施術ができる点も魅力です。また、太いヒゲや濃い毛でも脱毛でき、肌の色に関係なく施術可能です。
このような人におすすめ! ニードル脱毛が向いているタイプ
以下に該当する方は、他の脱毛方法よりもニードル脱毛が向いています。
- ヒゲの毛が濃い・密度が高い
- ヒゲに白髪が多い
- ヒゲの形を整えたい
- 日焼けや肌の色が濃い
ニードル脱毛は白髪などレーザー脱毛で抜けなかった毛や硬毛化した毛をピンポイントで脱毛できるため、レーザー脱毛であまり満足できなかった方にもおすすめです。
またほくろやあざなどで色素が濃く、レーザーが照射できない箇所に生えているヒゲを脱毛したい場合も、ニードル脱毛が適しています。
ヒゲをニードル脱毛するメリット・デメリット
ここからは、ヒゲをニードル脱毛するメリットとデメリットをまとめて解説します。
ニードル脱毛のメリット:精度の高さと確実性
永久脱毛を目指せる強力な脱毛効果が期待できる点は、ニードル脱毛を選ぶ大きなメリットといえます。一つひとつの毛穴に針を入れる施術なので、照射漏れなどの心配がありません。複数回施術が必要なレーザー脱毛とは異なり、施術直後からでもすぐに脱毛効果を感じられる点も魅力です。
またレーザー脱毛で抜けなかった毛もピンポイントで狙い撃ちできるため、再施術にニードル脱毛を選ぶ方もいます。
他にも、細かいデザインができるため、希望デザインに沿った脱毛ができるなどのメリットがあります。
ニードル脱毛のデメリット:痛み・施術時間
多くのメリットがある一方で、ニードル脱毛には以下のデメリットがあります。
- 痛みがある
- 時間がかかる
- 価格が高額になる傾向がある
ニードル脱毛は皮膚の中に針を刺すため、どうしても他の施術より痛みを強く感じやすいです。クリニックでは麻酔を利用できるケースがほとんどなので、不安な方は施術前に相談しましょう。
また毛を一本ずつ処理するため、広範囲になるほど施術時間が長くなります。一本一本行う丁寧な施術は、技術力も求められるので、価格設定が高額になりやすい点もデメリットといえます。
メンズ向けニードル脱毛の種類
ニードル脱毛は3つの種類に分けられます。ここでは、ニードル脱毛の各種類の特徴を解説します。
電気分解法
電気分解法は、ニードル脱毛の中で最も古くから使われている方法です。毛穴に針を刺して電気を流すことで、汗などの体液が分解され、水酸化ナトリウムを発生させます。その水酸化ナトリウムによって発毛組織を破壊する方法です。
しかし、痛みを非常に感じやすく、やけどや色素沈着などの肌トラブルが起こるリスクが高いため、採用している脱毛サロンはほとんどありません。
フラッシュ法(高周波法)
フラッシュ法は「高周波法」とも呼ばれる、毛根に刺した針に高周波を流し、発毛組織内のたんぱく質を凝固させて破壊する方法です。
通電時間が0.1秒以下と非常に短く、痛みや施術時間が短いというメリットがあります。さらに、肌トラブルのリスクが少なく、金属アレルギーの方でも受けられる点もメリットです。
しかし、施術にはスタッフの技量が求められるので、施術を受ける際は評判や口コミなどを調べておくと良いでしょう。
ブレンド法
ブレンド法とは電気分解法とフラッシュ法の両方を合わせた方法で、それぞれのメリットを生かした施術です。アルカリと熱の2つの相乗効果によって、発毛組織を破壊します。通電時間が10〜15秒と長めで、金属アレルギーの方は受けられない点には注意しましょう。
やや強い痛みを感じるものの、電気分解法よりも短時間で施術が終わるのがメリットです。
ヒゲ脱毛の流れ:ニードル脱毛の施術工程を解説
ここからは、ニードル脱毛でヒゲ脱毛を行う際の流れを紹介します。医療脱毛未経験の方は、施術前や当日の流れの参考にしてください。
施術前の準備とカウンセリング
施術前のカウンセリングでは、これまでにかかったことのある疾患やアレルギー、脱毛歴、希望部位などの情報を共有します。クリニックや病院によっては、感染症予防目的で血液検査を行うため、採血が必要です。
カウンセリングにて脱毛が可能だと判断されれば、予約日を決めます。ニードル脱毛はピンセットで毛をつまむため、施術3~4日前からヒゲは処理せず、約2~3mm伸ばしておくことが必要です。
実際の施術内容と流れ
ニードル脱毛の施術では、まず生えている毛をピンセットでつまみ、毛穴の方向に極細の針を挿入します。使用する針は、炎症ややけどを予防するための特殊コーティングが施されている、極細の絶縁針です。
針を毛穴に挿入した後は、電気を0.25~0.5秒間程度流し、熱を発生させて発毛組織を破壊します。毛穴に針を刺して電流を流すため、チクッとした刺激が発生し、ヒリヒリと感じる方もいます。
痛みが強くない部分は、麻酔をかけずによく冷却をして施術を行いますが、痛みが強い部分は麻酔クリームなどの使用が可能です。
施術後の流れ
施術直後は、毛穴がポツポツと赤い状態になりますが、赤みは数日から1週間程度で消えます。
毛が再び生えそろったら、次回の脱毛予約が可能となります。およそ2カ月後が目安です。
脱毛部位による違いや個人差はあるものの、脱毛未経験の部位でも、6回前後でほぼ脱毛は完了します。
施術前に知っておきたい注意点
ニードル脱毛でヒゲ脱毛を行う前に、知っておくべき注意点があります。ここからは、痛みや肌トラブルへの対策について紹介するので参考にしてください。
痛みへの対策法
ニードル脱毛の施術では、針を毛穴に挿入する際はそこまで痛みは強くないでしょう。しかし、発毛細胞を壊すために通電するタイミングで、脱毛部位によってはやや強い痛みを感じる方もいます。
クリニックでは痛みを軽減するために、よく冷やしながら施術を行ってくれますが、痛みが苦手な方は麻酔の利用を検討しましょう。塗るタイプの麻酔を利用することで、痛みを軽減しながらの施術が可能です。麻酔クリームは別途費用がかかる場合があるため、クリニックに確認してみてください。
肌トラブルを防ぐために保湿ケアで肌の乾燥を防ぐ
乾燥肌の方や日焼けをしている方は、施術の痛みを感じやすい傾向があります。特に日焼け後の肌は炎症を起こしているため、非常にデリケートな状態です。
乾燥を防ぐには、日常のスキンケアを念入りにすることが大切です。お風呂上りは乾燥しやすいので、保湿クリームや化粧水、乳液などを使って保湿ケアを行いましょう。油分が多いクリームは毛穴詰まりの原因になるため、脱毛前後の使用は控えてください。
日焼けしない対策をする
ニードル脱毛の場合は、レーザー脱毛を受けるときほど厳重な日焼け対策は必要ないものの、術後の赤みが落ち着く1~2週間の期間は、日焼けや過度の摩擦などを避けるようにしましょう。日焼けをした肌はデリケートな状態になるので、脱毛を受けると痛みが増したり、肌トラブルにつながったりする可能性があります。
そのため、施術前後は日焼け止めや日傘などを使い、日焼け対策をしてください。もし、施術前にひどい日焼けをしてしまった場合は、施術ができるかどうかをクリニックに相談しましょう。
ニードル脱毛の費用と相場
ニードル脱毛は他の医療脱毛と比べると、価格が高額になる傾向があります。ここでは、ニードル脱毛の費用と相場を紹介します。
一般的な料金体系
ニードル脱毛の費用は、クリニックとサロンで差があります。
クリニックの場合は毛一本当たり約220~500円が相場であり、300本脱毛すると約66,000~150,000円、600本では約132,000~300,000円の計算になります。サロンは施術1時間(300〜600本)当たり約20,000〜30,000円が相場です。
また、別途お客さま専用絶縁針5500円、麻酔3,000円(局所麻酔5,000円)などの費用が発生する場合もあります。
コスパを上げるためのポイント
一本当たりで料金を設定しているクリニックで施術をする場合、施術する箇所が増えるほど費用が高額になります。そのため、コスパを上げるには最初にレーザー脱毛をして、ある程度顔の脱毛をしておくことをおすすめします。
仕上げに白髪部分や気になる部分のみニードル脱毛を利用することで、脱毛全体にかかる費用を抑えることが可能です。
まとめ
毛質や肌質を問わず、細かい施術ができるニードル脱毛は、男性のヒゲ脱毛におすすめの脱毛方法です。
一本ずつ施術を行うので、照射漏れのリスクがなく、一定以上の脱毛効果を期待できます。ただし他の脱毛方法と比較すると痛みを感じやすいデメリットがあるため、痛みが苦手な方はクリニックに相談して麻酔クリームを使用してもらいましょう。
医療脱毛 KANNO'A.clinic (カノアクリニック) では、最新の熱破壊式脱毛機「ジェントルマックスプロプラス」を使用したレーザー脱毛だけでなく、針脱毛にも対応しています。
当院では、専門のトレーニングを受けた医療スタッフが施術を担当し、痛みや肌負担を最小限に抑えられるよう配慮しています。カウンセリングは無料ですので、「針脱毛が気になる」「特定の毛をしっかり脱毛したい」といったご相談があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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皆様のご来院を心よりお待ちしております。
◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許