医療脱毛の照射漏れが不安な方へ:知っておきたい確認方法と対応策 - 医療脱毛ならカノアクリニック
医療脱毛のレーザー施術で照射漏れが起こると、一部だけ毛が残るといった問題が生じます。
本記事では、不安を解消するために知っておきたい照射漏れの基本情報や見極めるポイント、確認方法を解説します。また医療脱毛で照射漏れが発生する主な原因や、クリニックで相談すべきタイミングなどの対応策も解説するので、最後までお読みください。
<目次>
- 医療脱毛の照射漏れとは?
- どう判断する? 照射漏れの特徴と起きやすい部位
- 照射漏れが起こる原因
- 照射漏れの判断可能な時期
- 照射漏れが見つかったらどうする? 照射漏れの対応
- 照射漏れではないが、照射漏れに感じるケース
- 照射漏れを防ぐためにできること
- まとめ
医療脱毛の照射漏れとは?
照射漏れとは、脱毛部位に適切な照射がされなかった結果、脱毛効果が現れる部分と現れない部分が混在し、一部の箇所のみムダ毛が残る現象です。似た言葉に打ち漏れがありますが、意味や状態は照射漏れと同じです。以下で詳しく解説します。
照射漏れがあるとどうなる?
基本的にレーザー照射をした毛は2週間から4週間程度で抜け落ちますが、照射漏れがあると部分的に毛が抜け落ちない箇所が見られます。不自然に縦や横一列のみ毛がそのままだったり、凹凸のある箇所にムラができたりなど、ところどころに毛が残った状態の部分があれば、照射漏れの可能性があります。
どう判断する? 照射漏れの特徴と起きやすい部位
ここからは、照射漏れの特徴を紹介します。また照射漏れが起きやすい部位があるので、事前に知っておきましょう。
照射漏れの特徴
一部の場所にのみ、毛が集中して残っている状態が多いことが、照射漏れの特徴といえます。縦のライン状やブロック状に毛が残っているなど、まとまりの状態はさまざまです。
照射漏れが起こっていたとしても、施術後すぐに見つかるわけではありません。判断できる時期は、照射後2~4週間後が目安です。
2~4週間経過すると、レーザー照射をした毛は自然と抜け落ちます。そのため、照射後数週間が経過しても、照射した部分に抜け落ちない毛がある場合は照射漏れを疑いましょう。
とはいえ、照射後に毛が抜け落ちるタイミングは、照射部位や照射時のエネルギーによって多少前後します。また照射漏れはカミソリや毛抜きなどで自己処理をした場合、判断が困難になります。照射漏れが気になる方は、自己処理を控えるようにしてください。
照射漏れが起きやすい部位
以下のように骨格の凹凸が多く、照射面が皮膚から浮きやすい部位で、照射漏れは起きやすいです。
- 手首
- ひじ
- ひざ
- 足首
- 脇下
- 首筋
- VIOライン
顎周辺や首元も骨の形に合わせて凹凸があり、複雑な形状をしているので、ひげの医療脱毛をする際に照射漏れが起きるケースが少なくありません。
またVIOラインは皮膚の色素沈着が起こりやすく、硬毛が多い部位です。デリケートゆえに痛みを感じやすい部分であるため、痛みに身体が反応することよってレーザーを適切に当てられず、照射漏れにつながるケースが少なくありません。
照射漏れが起こる原因
照射漏れが起こる主な原因には、施術者の経験不足や技術不足による以下が挙げられます。
- 脱毛機やレーザーの照射時に隙間が空いてしまった
- 照射し忘れた
- 骨格の凹凸がある部位にレーザー照射面がしっかり密着していなかった
加えて施術を受ける際に体が動いてしまうことも、照射漏れが起こる原因の一つです。医療脱毛ではレーザーの光を当てる部位によって痛みの度合いが異なります。痛みを感じて動いてしまうと、レーザーを当て損ねて照射漏れが発生しやすくなります。
特にVIOゾーンや顔の産毛、脇は痛みを感じやすい部位といわれているので、照射漏れを起こさないように施術される側も注意が必要です。痛みに弱い方は、麻酔クリームなどの利用を検討して対処しましょう。
照射漏れの判断可能な時期
照射漏れは施術後すぐに判断できるわけではありません。そのため、照射漏れの疑いがある場合は、判断できる適切な時期に相談することがポイントです。
適切なタイミングを紹介するので、相談する際の参考にしてください。
施術後2週間が経過した時点
照射漏れなのかを判別できる時期は、医療レーザー脱毛器によって多少異なり、照射部位の毛質も影響するため注意してください。
高出力の熱破壊式脱毛器の場合、毛が抜け落ちるまでの目安は照射から1~2週間です。低出力の蓄熱式脱毛器では、2~4週間程度かかるケースが一般的です。
そのため、施術後2週間が経った時点で施術箇所の一部に毛が残っていると、照射漏れが生じていると考えられます。
クリニックで相談すべきタイミング
クリニックへの相談は、照射漏れを判断できるタイミングでする必要があります。毛が抜け落ちる前のタイミングで相談しても、照射漏れなのかは判断できません。
施術後2週間が経過した時点で一部の毛が集中して残っていれば、照射漏れを疑うことが可能です。そのため、クリニックに相談する際は2週間は待機し、4週間以内に相談するようにしましょう。
照射漏れが見つかったらどうする? 照射漏れの対応
照射漏れが発生した場合、どのように対処してもらえるかはクリニックによって異なります。ここからは、照射漏れの対応の一例を紹介するので、対処時の参考にしてください。
照射漏れはクリニックで対応してもらえる?
KANNO’A.clinicでは施術後2~4週間以内に相談すると、医師が診察で照射漏れを確認してくれます。
照射漏れだと判断された場合は、再照射が可能です。再照射は追加費用なしでしてもらえるケースがほとんどですが、クリニックによって対応が異なるので確認しましょう。
再照射の条件
再照射を受けるには照射漏れの判断が必要です。カミソリや毛抜きなどで自己処理をすると、照射漏れが起きているのかの判断ができません。そのため、毛が抜け落ちる時期の自己処理は避けてください。
とはいえ、自己処理をしていないからといって、再照射してもらえる保証はありません。正確な判断をしてもらうためには、自己処理せずに2~4週間以内のタイミングで相談することが大切です。
照射漏れではないが、照射漏れに感じるケース
自分では照射漏れだと思っても、実際は異なるケースも珍しくありません。ここからは、照射漏れではないが、照射漏れに感じるケースについて紹介します。
剃り残しがある場合
医療脱毛を受ける前は、一般的に施術前に照射部分のシェービングが必要です。しかし、剃り残しがあると、その部分に照射すると肌トラブルにつながる可能性があるため、避けて照射します。
その場合、施術担当のスタッフから声掛けがあるはずですが、聞き落としていたり、施術後に忘れたりすることで、照射漏れだと感じることが考えられます。脱毛効果を最大限に引き出し、肌への負担を軽減するには、事前にしっかりとシェービングを行い、剃り残しを防ぐこと重要です。
照射部位に異なる質の毛が混在
肌には成長期以外の毛や産毛、色素の薄い毛、白髪などが混在しており、それらの毛にはメラニンがあまり含まれていません。メラニンの少ない毛には、光やレーザーが当たっていたとしても毛は抜けず、脱毛の実感を得にくいことがあります。
医療レーザー脱毛は、黒い色素(メラニン)に反応して毛の抜け落ちを促しています。しかし、照射部位に異なる質の毛が混在した場合、レーザーの効力が均等に発揮できず、照射漏れのように感じられるケースがあるでしょう。
周辺にほくろやシミ、色素沈着がある場合
医療レーザー脱毛は黒い色素(メラニン)に反応しているため、ほくろやシミがある場合、レーザーの光が基準より強く反応するケースがあります。
火傷や毛嚢炎などの副反応の可能性が高まることから、安全面を考慮して、ほくろやシミ自体への照射はできません。レーザーを照射できないと毛が抜け落ちないため、ほくろやシミの部分は照射漏れと感じやすいです。
色素沈着している部位は、メラニン色素が多く、レーザー脱毛の効果を感じにくい傾向があります。たとえば「日焼けによる褐色肌」「茶色や黒色の色素沈着がある」に該当する方は、レーザーの効果が出にくいことで、照射漏れを感じやすい可能性があるので注意しましょう。また色素沈着が強いと医療脱毛ができないケースもあるので、不安な方は事前にクリニックで相談してください。
肌トラブルがある場合
以下の肌トラブルがある場合、レーザーの光を当てると症状を悪化させるリスクがあります。
- 傷
- 乾燥
- 肌荒れ
- 炎症が強いニキビ
このような肌状態だと「レーザーを照射しない方が良い」と施術の際に判断するケースが多いです。その部分は照射が行われないため、照射漏れと感じる可能性があります。ただし、その場合は声掛けがあるはずなので、よく確認しましょう。
抜けにくい箇所の場合
医療脱毛では毛が抜けにくい箇所があります。たとえば、VIO脱毛のように太い毛や色素が濃い箇所がある部分は、毛根が強いのでスムーズに抜けないことが珍しくありません。
抜けにくい箇所の場合は、2週間後に毛が抜け落ちていなくても照射漏れではない場合があります。またVIO脱毛では、照射後にレーザーが反応した毛とそうでない毛があるため、まばらに抜け落ちることが多くあります。しかしレーザーは均一に照射できているので、照射漏れには該当しません。
照射漏れを防ぐためにできること
最後に、照射漏れを防ぐためにできることを紹介します。照射漏れを完全に防ぐのは難しいですが、できる限りの対策をして、発生する確率を下げましょう。
施術前後の準備
照射漏れを防ぐには、肌のコンディションを良好な状態にしておくことが重要です。肌トラブルがあると、部分的にレーザーを照射できないケースが珍しくありません。シェービングの際にも、肌に傷を付けないように注意しましょう。
痛みを感じやすい部位を脱毛する場合は、刺激に耐えられずに動いてしまい、照射漏れにつながるケースがあります。痛みが不安なのであれば、あらかじめ麻酔クリームの使用などをお願いしておくと良いでしょう。
照射漏れを防ぐための注意点
照射漏れを防ぐにはクリニック選びが重要です。優良な医療脱毛クリニックでは、普段から照射技術力の向上や、照射時のマーキング、重ね打ち、照射順の確認などを行い、丁寧な施術で照射漏れのリスクを最小限に抑えるように努めています。
隙間ができないように丁寧な施術をするため、十分な照射時間を確保してくれるクリニックや、一定以上の技術力のあるクリニックであれば、照射漏れが生じるリスクを避けられる可能性があるので、施術を受ける前によく確認してみましょう。
まとめ
照射漏れの原因はいくつか考えられ、起きやすい部位も存在します。照射漏れかもしれないと感じたら、自己処理を避け、2週間程度様子を見てから判断しましょう。照射漏れを防ぐには、施術前後の準備はもちろん、クリニック選びも重要です。
KANNO’A.clinicは照射漏れが起こらないよう、レーザーを慎重に照射しています。さらに、安心安全な医療脱毛をご提供できる数少ない日本医学脱毛学会所属のクリニックです。経験豊富なスタッフがお一人ずつ丁寧に診断。施術はすべて専門的な知識と技術を有したスタッフが対応いたします。数多くの施術実績から培った経験を基に、利用者さまが安心して施術を受けられるよう努めています。医療脱毛で照射漏れを防ぎたいなら、ぜひKANNO’A.clinicにご相談ください。
美容医療において大事なことは患者様にご満足頂き、皆様の生活の質を向上させることは勿論のこと、安全に医療を提供することだと思います。
今まで培ってきた形成外科医としての専門知識と技術を生かし、皆様に安心して受診して頂けるクリニックを目指しております。
まずはお気軽にご来院下さい。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許