髭脱毛でまだらになるのは? タイミングや理由から施術回数と経過の関係まで解説 - 医療脱毛ならカノアクリニック
髭脱毛は、自己処理をする手間を省く方法として、男性に人気のある医療脱毛です。しかし、髭脱毛後に「髭がまだらに生えてきた」と感じたことのある方もいるでしょう。結論からお伝えすると、まだらに生えてくる現象は、施術を重ねることにより解消していきます。
本記事では「まだらになる」現象の正体を解説します。さらに、施術回数ごとの毛の抜け落ち方や現象への対応法など、髭脱毛初心者の方の不安を解消するために役立つ情報を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
<目次>
髭脱毛でまだらに毛が抜けるのはいつから? 施術回数ごとの変化
まずは髭脱毛の施術回数ごとの状態の変化を紹介します。毛がまだらに抜ける時期を知りたい方は、チェックしてみましょう。
1回目〜3回目:まだらに抜ける初期段階
1回目の脱毛施術で効果を見込める毛の割合は約10~20%なので「髭が減った」と実感する方は少ないでしょう。しかし、毛がポロポロ抜けたり、毛が細くなったりなどの効果を感じる方もいます。
2回目は約4~6週間の期間を空けて実施します。太くて濃い毛も抜けやすくなる段階なので、脱毛効果を感じる方が多くなるタイミングです。ただし、顎の濃い毛に変化が見られることがあるものの、脱毛できた毛の総量自体は少ないため、触った感じや外見に大きな変化は見られません。
3回目の脱毛では、脱毛前より「毛が薄くなった」「髭の密度が低くなった」などの変化を感じるようになります。一部分のみ生えない毛もあるので、まだらに抜けたり、生えたりするのを感じやすくなるタイミングでもあります。
4回目〜6回目:目に見える効果と抜け方の均一化
4回目の施術を終えると「朝剃っても夕方髭が生えてくる」という方でも「夕方になっても髭が薄い」といったように、ポジティブな変化を感じる方が多いでしょう。髭の薄い方の場合、自己処理がかなり楽だと感じ始めるかもしれません。
5、6回目では全体の約50%の毛が処理できた状況になります。毛がまだらに抜け始め、毛の濃い方でも脱毛効果が実感できる頃でしょう。
基本的にレーザー脱毛における髭脱毛コース回数は5~6回で設定されていることが多いです。5~6回くらいまでに、残った毛も徐々に細く柔らかくなっていくことを感じる人が多いでしょう。
7回目以降:ほとんど気にならない状態へ
7回目以降は、髭がほとんど気にならない状態を目指せます。毛量が減るため、自己処理をする頻度もさらに減るでしょう。ただし顎など、太い毛が密集している部位からは、再び生えてくる場合もあります。
もともと髭が薄い方は8回コース、髭剃りをかなり楽にしたい方は10回コースがおすすめです。顎全体を完全につるつるの状態にしたいという場合は、15回を超えることもあるでしょう。
髭がまだらになる主な理由
髭脱毛後にまだらに生えてくるのは異常ではありません。ここからは、髭がまだらに生えてくる主な理由について解説します。
毛周期(成長期、退行期、休止期)の違い
髭脱毛後にまだらに抜け落ちたり、まだらに生えてきたりする要因の一つは、毛周期の影響です。
毛周期には「成長期」「退行期」「休止期」の3つのサイクルがあり、一本一本の髭のサイクルは同じではありません。また髭は顔全体に均等に生えているわけではないため、全体にくまなくレーザーを照射しても、生えてくる髭に偏りが生じてしまいます。
そのため、髭脱毛後に髭がまだらに生えているように見える現象が起こります。
成長期
成長期は、毛が成長して、伸びている状態を指します。成長期に該当する髭のみ、医療脱毛の効果を得られます。
髭のサイクルは全て同じではないため、一回の照射では、成長期のサイクルにある毛しか脱毛効果を得られません。
退行期
退行期は、髭の成長が止まって、抜け落ちるときを待っている状態です。退行期の毛は、毛母細胞が活発に分裂する成長期と異なり、黒い色素(メラニン)が薄くなります。
レーザーは黒い色素に反応するため、退行期の髭にレーザーを照射しても脱毛の効果は得られません。
休止期
休止期は、髭が抜け落ちて生えていない状態です。再び発毛細胞が活発になると、成長期に入ります。
退行期と同じく休止期にレーザーや光を照射しても脱毛効果は得られません。
毛質や密度による個人差
髭がまだらになる理由は、毛周期や個人の髭の特性による自然な現象であるケースが多いです。
毛が抜けるタイミングや生えるタイミングは人それぞれです。髭の密度や髭の成長速度、肌質や毛質においても個人差が大きく、同じ施術を受けたとしても結果は大きく異なって見えることがあります。
特にもともと毛量が多く、髭の濃い部分と薄い部分が混在している方の場合は、施術後に髭がかなりまだらに生えている印象になることがあるでしょう。
照射漏れや施術の仕方の影響
髭がまだらに見えるのは、施術の仕方が要因であるケースもあります。脱毛は人の手で行われるため、施術部位全体に均一に照射されない場合、まだらに生えたり抜けたりする可能性があります。
照射漏れの発生も理由の一つです。一部分のみ明らかに不自然な生え方をしている場合は、照射漏れを疑いましょう。髭脱毛は鼻下や顎などの凹凸のある部位を施術するため、細かい調整が必要であり、照射漏れが起こりやすい部位といえます。
また使用している脱毛機器が、熱破壊式(ショット式)か、蓄熱式かによっても、照射漏れや反応漏れの起こりやすさが異なる場合があります。
さらに、施術のペースが適切でない場合にも、髭がまだらに生えるように見える場合があるでしょう。
施術後の経過と注意点:髭脱毛でまだらになる現象への対応法
ここからは、髭がまだらに生えてきたときの対応法や注意点を解説します。
毛抜きはNG
脱毛後に髭がまだらに生えてくると、整えるために毛抜きを使った自己処理を考える方もいるでしょう。しかし、毛抜きを使うと毛周期が乱れ、次回の施術の効果がなくなってしまう恐れがあります。一度施術ができなくなると、それ以降のスケジュールも全てずれてしまうでしょう。
また毛抜きで根本から毛を抜くと、レーザーや光が反応するために必要な黒い色素(メラニン)がなくなります。脱毛で利用するレーザーは黒い色素に反応するため、メラニンがなくなると十分な脱毛効果を期待できません。
毛抜きなどで無理に髭を抜いた場合、埋没毛や毛嚢炎などの肌トラブルの原因にもなります。黒ずみや赤み、腫れなどを引き起こしてしまうリスクが増え、見た目にも大きな影響が出るので注意が必要です。
焦らないことが大切(長期的な効果を待つ)
髭がまだらに生えてきたからといって「医療脱毛をしても期待した効果を得られない」と考えるのは時期尚早です。
まだらに生えてきた髭は、前回までの施術でまだ脱毛効果を得られなかった髭です。その髭が伸びてきているのは、施術以降に成長期サイクルを迎えた毛であるためだと考えられます。成長期の毛は次回の施術でレーザーを照射することで、脱毛効果を得られるので問題ありません。
施術を続けると、まだら状態の髭が自然と解消されるので、途中で通うのを辞めないことが大切です。そのまま継続すれば、自己処理も不要な状態まで近づけられるので、まだらに生えてきても「今だけ」と考えて乗り越えましょう。
髭を丁寧にシェービング
まだらに生えてきた毛をなくしたいなら、丁寧にシェービングをしましょう。しかし、脱毛後の肌はデリケートな状態なので、あまり負担をかけないようにシェービングをする必要があります。
深く剃ろうと力を込めすぎて無理な髭剃りを行うと、傷になってしまうリスクがあるので注意しましょう。肌への負担を軽減するには、以下の手順で髭剃りを行ってみてください。
- 汚れを落とす(プレシェービング)
- 髭やその周辺を温める
- 必ずシェービング剤を付ける
- 順剃り→逆剃り→張り手剃りの順を意識する
- 冷水でシェービング剤を落とす
- アフターシェーブローションなどで保湿する
マスクやコンシーラーを活用
一時的に髭を隠したい場合は、マスクやコンシーラーなどを活用しましょう。仕事上マスクをしても問題ないのであれば、まだらに髭が生えている間はマスクで対応できます。
人に顔を見せる必要があるなら、コンシーラーやBBクリームなどの使用がおすすめです。コンシーラーやBBクリームを選ぶ際は、自分の肌に合う色を選ぶことが大切です。明るすぎる色を選ぶと、付けた部分だけが浮いて目立つので、自分の肌より若干暗めの色を選ぶと良いでしょう。
次回施術までのスキンケア方法
脱毛効果を得るには、次回施術までに念入りにスキンケアをすることが大切です。髭脱毛後は乾燥しやすいため、いつもよりも保湿に力を入れましょう。
肌が乾燥すると、バリア機能が低下してしまい、外部からの刺激に弱くなってしまいます。しっかり保湿することで、施術の痛みを軽減できます。
また紫外線対策を徹底することも重要です。脱毛期間中に日焼けをすると、施術が受けられない可能性も生じます。肌が乾燥する原因にもなり、脱毛効果を下げるので注意しましょう。
必要に応じてクリニックに相談
医療脱毛では「照射漏れ」が起こることもあるので、髭がまだらに生えてきたり、抜け落ちたりした場合、照射漏れを疑う方もいるでしょう。照射漏れは「施術後しばらく経っても毛が抜け落ちず毛がまとまって残っている」といった点が特徴です。
照射漏れなのか自然な状態かどうかの判断が難しければ、クリニックに直接相談することが大事です。また自分の毛量や毛質、希望する仕上がりは事前カウンセリングで細かく相談しましょう。目指す状態に仕上がる脱毛回数やプランを知り、自分の毛周期に合わせて適切なペースで施術を受けることも大切です。
まとめ
髭脱毛でまだらになるのは異常ではありません。施術プロセスの一部であり、一時的に起こるものです。回数を重ねることで解消され、希望の仕上がりに近づきます。
KANNO’A.clinicでは、髭セット(3部位)は、5回コース、8回コース、10回コースで料金を設定しています。まだらさを感じる可能性が高いのは5回コースなので、髭の薄い方は8回、濃い方は10回のコースで希望の肌を目指せます。
KANNO'A.clinicは、日本医学脱毛学会所属のクリニックです。施術は専門的な知識と技術を有したスタッフが対応しており、使用しているのは最新の熱破壊式脱毛器ジェントルマックスプロプラスのみです。高品質な医療脱毛をリーズナブルに提供しているので、詳しい料金はこちらから確認してみてください。
美容医療において大事なことは患者様にご満足頂き、皆様の生活の質を向上させることは勿論のこと、安全に医療を提供することだと思います。
今まで培ってきた形成外科医としての専門知識と技術を生かし、皆様に安心して受診して頂けるクリニックを目指しております。
まずはお気軽にご来院下さい。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許