髭脱毛後に現れるポップアップ現象とは? 期間や起きる原因、適切な対処方法 - 医療脱毛ならカノアクリニック
髭脱毛後に現れるという「ポップアップ現象」とはどのような症状なのでしょうか。初めて髭脱毛の施術を受ける場合は、ポップアップ現象について理解を深めておくと良いでしょう。
本記事ではポップアップ現象が起こる原因やタイミング、期間について解説します。ポップアップ現象が起きたときの対処方法やポップアップ現象が起きない理由、髭がスムーズに抜けるコツも紹介するので、参考にしてみてください。
<目次>
- ポップアップ現象とは? 髭脱毛後によく聞く現象の正体を解説
- ポップアップ現象が起きる原因とは?
- ポップアップ現象が現れる期間とその特徴
- ポップアップ現象の対処法
- 脱毛後の髭をスムーズに抜けやすくするケア方法
- まとめ
ポップアップ現象とは? 髭脱毛後によく聞く現象の正体を解説
髭脱毛をした後によく発生すると聞く「ポップアップ現象」とはどのような現象なのでしょうか。ポップアップ現象の概要や特徴について解説します。
ポップアップ現象の概要
ポップアップ現象とは、髭脱毛の施術を受けた直後に髭が浮き上がり、飛び出ているように見える現象です。浮き上がった髭は、その後根元からポロポロと抜け落ちていきます。
ポップアップ現象は、熱破壊式のレーザー脱毛機を使用した施術の後に起こりやすいです。
熱破壊式のレーザー脱毛では、照射して毛を作る組織にダメージを与えて破壊する仕組みを利用して、脱毛を行います。組織が破壊された髭は毛穴の中でちぎれてしまい、ちぎれた毛が浮き上がってくることでポップアップ現象が起こります。
ポップアップ現象が起きやすい毛や部位と脱毛方法
ポップアップ現象が起こりやすい毛は、レーザーがよく反応する太くて濃い毛です。髭の他、脇やVIOなどの脱毛箇所も毛が太くて濃いため、ポップアップ現象が起きやすい傾向にあります。
医療脱毛で用いられるレーザーは黒に反応して脱毛効果が高まるため、メラニン色素を多く含む髭にも反応しやすいです。
ポップアップ現象が起きにくい毛と脱毛方法
逆にポップアップ現象が起こりにくい毛は、主にレーザーが反応しにくい細く薄い毛や産毛、白髪、退行期、休止期の毛です。眉毛や産毛、手足に生える毛などはポップアップ現象が起こりにくいといえます。
蓄熱式のレーザー脱毛機もポップアップ現象が起こりにくいです。熱破壊式のレーザー脱毛機は高出力のレーザーを照射して、一瞬で熱によるダメージを加えることで、組織を破壊するためポップアップ現象が起こりやすいです。
一方蓄熱式のレーザー脱毛機は、発毛を促すバルジ領域へ徐々に熱を加えて、じわじわと熱を蓄積しダメージを与える仕組みのため、ポップアップ現象が起きにくいとされています。蓄熱式は毛が浮き上がることはありませんが、脱毛から時間が経つと自然に毛が抜け落ちるという点では熱破壊式と同じでしょう。
ポップアップ現象が起きる原因とは?
ポップアップ現象は、熱破壊式のレーザー脱毛機を使用した医療脱毛の特性によって引き起こされるといわれています。
熱破壊式のレーザーを使用した医療脱毛は、高温のレーザーを照射することにより毛根内の毛乳頭や毛母細胞といった、毛を作る組織にダメージを与えて破壊し脱毛効果を得るという仕組みです。
レーザー照射によって毛を作る組織が破壊され、毛穴の中で髭がちぎれます。急激に毛穴の温度が上昇することで毛の周りにある水分が膨張し、毛穴からちぎれた毛が飛び出すことでポップアップ現象が起こります。
ポップアップ現象が起きると髭はもう生えない?
ポップアップ現象が起きて髭がポロポロと落ちると脱毛の効果を得られたと感じられるでしょう。しかしポップアップ現象が起きても、また髭が生えてくるケースがあります。
レーザーを照射しても毛を作る組織が破壊されていなければ、再び毛が生える可能性があるからです。一度のレーザー照射では完全に破壊しきれないことが多いため、毛が生えにくくなるまでに数回は施術を受けなければいけません。
ポップアップ現象が起きないと脱毛効果がない?
ポップアップ現象が起こらないからといって「脱毛効果がない」「失敗した」とはいえません。ポップアップ現象が起こらなくても、脱毛の効果を感じられる場合もあります。
髭の発毛組織が脱毛によって破壊されていれば、熱破壊式の場合は1~2週間後、蓄熱式の場合は2~4週間後にポロポロと自然に毛が抜け落ちていくでしょう。
また医療脱毛のレーザーに反応するのは、成長期の毛です。退行期や休止期の毛に対してはレーザーの反応が弱く、十分に効果を感じられない可能性もあります。髭の様子を見ながら待ちましょう。
それでも効果を感じられない場合は、医療脱毛を行ったクリニックに相談してみてください。
ポップアップ現象が現れる期間とその特徴
ポップアップ現象が発生するタイミングや継続期間を紹介します。ポップアップ現象が起こる時期には個人差があるため、あくまで目安としてご覧ください。
発生のタイミング:施術直後から
ポップアップ現象は、施術を受けた直後から発生する可能性があります。1~3回目の施術で発生することが多いです。
クリニックでレーザー照射を終え、スタッフが照射箇所からジェルを拭き取るタイミングで、毛がポロポロと抜け落ちることもあるため、脱毛効果を感じやすいでしょう。
また施術から数日たった頃から、毛穴に残っていた髭が表面に浮き上がり、まばらに抜け落ちていくこともあります。施術直後にポップアップ現象が起こらなければ心配になってしまうかもしれませんが、現象が起こらなくても脱毛効果はほとんど変わらないため、あまり気にしなくても問題ありません。
症状が続く期間:2~3週間
ポップアップ現象が続く期間は、施術から2~3週間です。ポップアップ現象の時期は、肌のターンオーバーが関係しています。肌のターンオーバーは年齢や体質によって異なりますが、一定の周期で行われています。
肌のターンオーバーとは、表皮にある細胞が外側の角質層に向けて押し上げられることにより、角質と一緒に剥がれ落ちて、新しい細胞に生まれ変わることです。
毛穴に残っていた毛も、肌のターンオーバーと同じタイミングで角質と一緒に剥がれ落ちるため、施術から2~3週間経過した頃にポップアップ現象をよく見かけるようになるとされています。
ポップアップ現象の対処法
ポップアップ現象が起こった際に自宅でできるセルフケアの方法を紹介します。また放置しても問題ないのかについても解説するので、参考にしてみてください。
抜いても大丈夫?
ポップアップ現象はポロポロと毛が抜け落ちていくため、毛穴に残っている髭を落ちる前に引き抜きたくなってしまう方も少なくないでしょう。
脱毛によって発毛組織が破壊されてポップアップ現象が起こっている髭は、少し引っ張るだけで簡単に抜けます。しかし勝手な判断で、自分で毛を抜くのはおすすめしません。
脱毛のレーザーは高熱であり、施術後はダメージを受けて炎症を起こしている状態です。そのような状況で無理に毛を引き抜いてしまうと、肌トラブルが発生する恐れがあります。
ポップアップ現象が起こっているかどうかを素人が判断するのは困難です。無理な毛抜きは、毛が生え変わるサイクルである毛周期に影響が出る可能性があります。
どうしても気になる場合は毛抜きを使用して抜くのではなく、シェービング剤で保護しながら剃るか、電気シェーバーを使用して処理するのがおすすめです。
放置しても大丈夫?
ポップアップ現象が起こった毛は自然に抜けていくため、そのままにしておいて大丈夫です。
施術によるダメージを受けてデリケートな状態になっている肌にとって、毛を抜くという行為は刺激が強く、肌トラブルの原因となってしまいます。無理に引き抜こうとはせず、自然と抜け落ちるのを待ちましょう。
前述の通り、ポップアップ現象が起こらないからといって、効果が得られず脱毛が失敗したわけではありません。成長期以外の毛に対してはレーザーの反応が弱い上、肌のターンオーバーに合わせて抜ける傾向にあるので様子を見ましょう。
脱毛後の髭をスムーズに抜けやすくするケア方法
脱毛の施術を受けた後に髭が抜けやすくなるコツや、髭がスムーズに抜けるためのケア方法を解説します。効果を感じたい場合は、参考にしてみてください。
施術直後の肌ケアと注意点:保湿が重要
施術後の肌は照射によるダメージで軽いやけどを負った状態であり、敏感になっています。また高温の照射は、肌の水分を蒸発させるため乾燥してしまうでしょう。
乾燥した肌だと毛がスムーズに抜けにくく、埋没毛になる恐れがあるため、普段よりも丁寧な保湿ケアが欠かせません。
乾燥しデリケートになっている肌の状態を整えるためにも、施術後は化粧水をたっぷり使って保湿することが必須です。さらに乳液やクリームを塗ることにより、水分が肌から逃げて乾燥しないように工夫しましょう。
施術後の保湿ケアをきちんと行うことで毛が抜けやすくなる上、肌トラブルが発生しにくい状態に導いてくれることが期待できます。
日常生活で気を付けること:規則正しい生活
肌の状態を整えるには、十分な睡眠やバランスの取れた食事が不可欠です。不規則な生活を送っている方は、まずはできるだけ規則正しい生活を送るように心掛けましょう。
肌のターンオーバーにも十分な睡眠は欠かせません。睡眠不足はターンオーバーが乱れる原因になるため、きちんと睡眠時間は確保しましょう。
またバランスが取れた食事もターンオーバーを整える上で重要な役割を果たします。栄養のバランスが偏ったり不足したりすると、肌が荒れる要因になることも考えられます。
アルコールやたばこは控える
脱毛当日は飲酒を控えるように注意してください。アルコールの摂取は、身体の血行を良くすることが知られていますが、体内の水分が奪われる原因の一つです。
脱毛の施術によって、肌はデリケートで乾燥した状態になります。飲酒によって水分が奪われ、血行が良くなることで肌の赤みや痒みにつながり、肌トラブルの原因となることもあります。
またアルコールやたばこは、肌のターンオーバーに影響を与え、肌が荒れてしまう原因になるため注意しましょう。特に当日は摂取を控えておくのがおすすめです。
まとめ
髭の脱毛の施術は、ポップアップ現象が現れる可能性が高いです。無理に毛を抜いたり、肌の保湿を怠ったりすることで肌トラブルに発展しないためにも、ポップアップ現象が起こる原因や、対処方法を理解する必要があります。正しくケアをして、脱毛後の肌をきれいに保ちましょう。
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◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許