繰り返す埋没毛にさようなら! 原因と治し方&再発防止のポイントー医療脱毛ならカノアクリニック
埋没毛という言葉を聞いたことがあっても、具体的にどのような状態を指しているのか知らない方もいるでしょう。埋没毛は適切な対策をしなければ、誰にでも起こる可能性があります。
本記事では、埋没毛について理解して正しいケアを行うために、具体的な症状や起こる原因を解説します。自宅でできるおすすめのスキンケア方法や予防のコツ、対処法も紹介するので、埋没毛の予防や対処をする際はぜひ参考にしてみてください。
<目次>
埋没毛とは? 症状や状態を解説
埋没毛とは具体的にどのような状態になることなのでしょうか。まずは埋没毛の特徴やタイプ、できやすい身体の箇所について解説します。
埋没毛(まいぼつもう)とは?どのような状態?
埋没毛(まいぼつもう)とは、皮膚の表面から外へ出る前に曲がってしまい、皮膚の内側に埋もれてしまっている状態の毛を指します。「埋もれ毛」とも呼ばれています。
皮膚の表面に出てこなかった埋没毛は、皮膚内部でクルクルと丸まっていたり、黒いブツブツになっていたりすることが一般的です。ただし、短いまま皮膚内部にとどまっていたり、皮膚内部で長く成長していたりするため見た目はさまざまです。
埋没毛があると、ザラザラ・ブツブツした触り心地になる上、見た目も気にしてしまう方も多いでしょう。ひどい場合はコンプレックスの原因となるケースもあり、適切に対処するためには埋没毛について理解を深めておくことが欠かせません。
埋没毛のタイプ
埋没毛は生え方の状態によって主に3つのタイプに分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。
埋没毛のタイプ | 毛先だけ皮膚から出ている | 毛先だけ皮膚に埋まっている | 毛が全て皮膚に埋もれている |
特徴 |
・毛先以外の毛のほとんどが皮膚の下に埋まっている ・皮膚内部で毛が成長している |
・正常に生えていたが、途中で毛先が皮膚に突き刺さる形で埋もれてしまっている ・太くて硬い、カールした毛に多く見られる |
・毛先が外に出られず、肌の下で成長している ・皮膚内部の浅い部分を這うように生えていることがある ・くるくると丸まって塊になっていることがある ・やや隆起している |
埋没毛のできやすい箇所
埋没毛は身体の中でも、皮膚の柔らかい部位や、体毛がさまざまな方向に生える部位で発生しやすいです。具体的には、以下の部位にできやすいといわれています。
- ワキ
- ひざ下(ふくらはぎ、すね)
- Vライン
- 腕
- 眉毛
- 髭
身体の中でも比較的太くて濃い、目立つ毛が生えている部位で起こりやすいです。目立つ毛であるがゆえに気になってしまい、頻繁に自己処理をすることで埋没毛ができやすい傾向があります。
また一度発生した埋没毛は、同じ場所で再発しやすいです。繰り返さないためにも、まずは埋没毛を発生させないことが大切だといえます。
埋没毛ができる主な原因
埋没毛ができる原因は、主に自己処理が考えられます。
自己処理によって皮膚が傷つくことにより、ダメージを受けた箇所から乾燥や肌荒れといった肌トラブルに見舞われます。その結果皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れてしまうため、埋没毛ができるのです。
埋没毛になりがちな自己処理方法を解説します。
毛抜きやワックスでの自己処理
毛抜きやピンセットで毛を抜くと毛根を傷つけ、毛穴周辺の角質も剥がしてしまいます。肌が傷つくことで正常にターンオーバーが行われなくなる上、毛が成長するよりも先に皮膚と毛根が修復されるため毛穴が塞がり、毛が埋もれてしまうことにつながります。
また自分で毛を抜いてしまうと、毛根からしっかりと毛を抜けないことが多いです。毛が途中でちぎれてしまうことも埋没毛の原因になるため、自己処理での毛抜きはなるべく避けましょう。
またワックスを肌に塗って、一気に剥がして毛を抜く方法も、肌や毛穴への大きなダメージとなり、埋没毛を引き起こす恐れがあります。
カミソリによる剃毛
カミソリによる剃毛は直接肌に刃が当たることで、毛だけではなく皮膚を保護する角質も削ってしまいます。角質が剥がれた肌は、肌トラブルに発展してしまう可能性があるでしょう。
特に体が温まって皮膚が柔らかくなっている入浴中は、カミソリを使用すると肌へダメージが加わりやすいため注意が必要です。
高頻度の剃毛によって肌に小さな傷がついた状態が続いてしまうと、目に見えない程度の傷だとしても肌のターンオーバーが乱れる原因となります。毛が皮膚の表面から伸びるよりも早く、毛穴が皮膚に塞がれてしまうことで埋没毛ができやすくなる点に留意が必要です。
乾燥や摩擦、紫外線
毛の自己処理以外にも乾燥や摩擦、紫外線などのダメージが肌へ加わることも、埋没毛の原因となります。
皮膚へのダメージによって肌を守る存在の角質が分厚くなってしまう「角質肥厚」が起こるからです。皮膚が硬くなることにより毛が皮膚を突き破れず、埋没毛が発生する可能性が高まるでしょう。
そのため、しっかりと保湿やUVカットなどのケアを行い、埋没毛の発生を防ぐことが大切です。
埋没毛の治し方や対処方法
埋没毛ができた際、自分でできる治し方や対処方法を知っておくことで、埋没毛の改善を目指せます。ケアの方法を紹介するので、参考にしてみてください。
スクラブやピーリングで角質ケアする
スクラブやピーリング剤を使用して角質を優しくケアすることは、埋没毛の改善に有効です。スクラブやピーリングは古く余分な角質や汚れを除去するため、肌のターンオーバーをサポートしてくれる役割があります。
余分な角質や汚れを取り除ける角質ケアですが、頻繁に行うと逆に肌にとって負担になってしまうため、ケアの頻度には注意が必要です。回数は、週1回くらいにとどめておくと負担がかかりにくいでしょう。
角質ケア後は肌が乾燥しダメージを受けやすい状態になっています。しっかりと保湿を行い、肌を保護することが重要です。
肌を清潔にし、保湿して健康な状態に保つ
埋没毛を治したいなら、肌を清潔に保って十分に保湿を行うことが大切です。正常に肌のターンオーバーが行われると、古い皮膚が剥がれ落ち、埋没毛も自然と皮膚の表面に押し出されます。
生活習慣を整えてバランスの良い食事を取り、適切な保湿を行って肌を清潔かつ健康な状態にすることは、解決のための第一歩です。肌のターンオーバーを活性化させ、埋没毛を押し出すことに注力しましょう。
埋没毛が気になって無理に抜いてしまうと、皮膚や毛根を傷つけて炎症を引き起こす可能性があるため、抜くのは避けてください。
悪化した場合は皮膚科に相談
埋没毛は無理に改善しようとすると、逆に炎症を起こして状態が悪化してしまう可能性があります。
埋没毛に強いかゆみや痛みを感じる場合は、毛嚢炎(もうのうえん)になっている可能性があります。色素沈着や黒ずみの原因になるリスクがあるため、毛嚢炎ができたり、肌の状態がひどくなったりした際は、早めに皮膚科へ相談するのがおすすめです。
皮膚科での治療は、経過観察となることが多いですが、状況によっては内服薬や軟膏の処方があり、ひどい場合は切開するといった処置がされることもあります。埋没毛の治療は保険適用範囲内なので、治療費が高額になることは考えにくいでしょう。
埋没毛の予防のコツと再発防止のポイント
埋没毛を防ぐためには、日々のスキンケア習慣の見直しが必須です。埋没毛の予防のコツと再発防止のポイントを紹介するので、適切な対策を行いましょう。
肌を保湿し、角質ケアをする
埋没毛を予防するには日頃から肌を十分に保湿し、角質ケアにも努めることが大切です。
前述の通り、乾燥や摩擦、紫外線などの刺激は、肌のターンオーバーを乱す要因となります。化粧水や保湿クリームを使用して、ダメージの影響を受けにくい肌作りを行いましょう。
またピーリングやスクラブによる角質ケアも肌のターンオーバーをサポートし、埋没毛の発生予防につながります。
埋没毛は一度発生したら同じ箇所で再発する傾向があるため、発生させないための対策に勤めることが重要です。
自己処理は電気シェーバーを使用
カミソリや毛抜きを使用した自己処理は、表面の角質を一緒に削ってしまったり、毛根を傷つけてしまったりして肌へ負担をかけてしまうため、埋没毛が発生しやすくなります。ワックスも同様に肌への負担が大きい方法なので、埋没毛を引き起こすリスクが高いでしょう。
自己処理をする際は、極力肌へ負担をかけないように気を付けてください。カミソリを使用しなければいけない場合は、クリームやジェルを使用し、滑らかになった状態で剃毛することが大切です。
自己処理をする場合は、電気シェーバーの使用がおすすめです。肌へ直接刃が触れない上、摩擦が少ないため、肌への負担が少なくて済むでしょう。
医療脱毛が埋没毛対策と予防に効果的な理由
自己処理でケアをするのではなく、レーザーの医療脱毛を受けることで、埋没毛の解消やリスクを避けることが期待できます。なぜ効果的なのかを確認し、利用を検討してみてください。
埋没毛がある場合の医療脱毛
埋没毛がある場合でも、レーザーによる医療脱毛を受けられます。レーザーは毛のメラニン色素に反応して、発毛組織を破壊する仕組みです。皮膚の下にある埋没毛の色素にも反応するため、レーザー照射による施術が受けられます。
ただし埋没毛は、直接ではなく皮膚越しにレーザーを照射するため、発毛組織が破壊されにくい傾向にあるようです。表面に出ている毛と比べて、施術回数や期間が長くなってしまう可能性があります。
基本的には埋没毛があっても問題なくレーザー脱毛の施術を受けられますが、毛嚢炎のような炎症がある場合は、状態によっては照射を断られてしまうケースがあることには留意しておきましょう。
現在の埋没毛の状態で、レーザー脱毛が受けられるか心配な場合は、スタッフに相談してみるのがおすすめです。
埋没毛の改善や予防につながる
レーザー脱毛によって発毛組織を破壊した毛穴からは、ほとんどの場合再び毛が生えてくることはありません。施術を繰り返す度に毛の本数が減るため、自己処理の頻度も徐々に下がるでしょう。
自己処理の回数が減ると、肌への負担が大幅に少なくなります。肌荒れや乾燥といった肌トラブルも発生しにくくなり、埋没毛の予防にもつながることが期待できます。
埋没毛がある場合も状態が改善したり、新たな埋没毛の予防になったりする可能性が高まるため、レーザーによる医療脱毛を検討してみるのがおすすめです。
まとめ
埋没毛は多くの場合、自己処理による肌への負担が大きいことが原因で発生しやすくなります。毛抜きやカミソリなど、肌への負担になるような自己処理はなるべく避けましょう。レーザー脱毛であれば、発毛組織を破壊するため自己処理の回数を減らし、肌への負担を小さくすることが期待できます。
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◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許