髭脱毛後のスキンケアはなぜ必要? 正しいケア方法や注意点を解説ー医療脱毛ならカノアクリニック
髭脱毛の施術を受けた後は、丁寧なスキンケアを施すことが大切です。十分に保湿ケアをすることで、ツルツルにした方は髭が生えていない状態を、デザイン髭にした方はきれいな形を長く保てるようになります。
反対に、施術後のケアが不十分な場合は、肌荒れを招いたりあまり脱毛効果が感じられなかったりすることがあるので、注意しましょう。
とはいえ、なぜケアが必要なのか、具体的にどのようにすれば良いのか分からない方もいるでしょう。そこで、本記事では髭脱毛の施術後にスキンケアが必要な理由や適切なケア方法などについて解説します。
<目次>
髭脱毛後のスキンケアはなぜ必要?
髭脱毛後に丁寧なスキンケアが必要になるのは、肌が乾燥しやすくなるためです。乾燥しやすくなる主な理由としては、以下の2つが挙げられます。
- 毛根にダメージを与えるため、施術時に肌内部で熱を発生させるから
- 髭が減ることで、皮脂が分泌されにくくなるから
医療脱毛でもサロン脱毛でも、医療レーザーや光を照射して熱を発生させ、毛根を破壊したり弱らせたりします。このときの熱によって肌内部が乾燥します。
また肌が適切な水分を維持するためには、毛穴から体毛を通じて供給される皮脂が必要です。ところが、髭脱毛によって髭の量が減ると、皮脂が出にくくなります。皮脂が不足すると肌表面に皮脂膜がうまく形成されなくなるため、水分が蒸発するようになり、肌の乾燥が起きます。
そのため、化粧水や乳液を使って適切なスキンケアをし、乾燥をカバーすることが必要です。
化粧水の役割や正しい使い方
乾燥した肌には、まずは水分を補う必要があります。水分を補うといっても、水道水を顔に付けても浸透することはありません。そこで使うのが、皮膚に浸透するように設計されている「化粧水」です。
具体的な手順としては、洗顔して汚れを落とした後、手に化粧水を適量出して、肌にそっとなじませましょう。肌に載せた化粧水は角質層まで浸透して潤います。
ただし、化粧水だけ付けても、時間が経てば蒸発します。蒸発する際にもともと肌が保持していた水分まで持っていってしまい、より乾燥することがあるため、化粧水のみのケアは避けた方が良いでしょう。
肌の水分を保持するためには、油分が必要です。そのため、化粧水を付けた後は乳液などの油分を含むアイテムで重ねてケアする必要があります。
乳液の役割や正しい使い方
乳液には、油分を含んだ薄い膜で肌の表面をコーティングし、化粧水の蒸発を防ぐ役割があります。また保湿効果の期待できる美容成分などを含み、肌の状態を整えるのも役割の一つです。乳液は、化粧水で肌に潤いを与えた後に、適量を手に出してそっと肌にのせましょう。
ただし、もともと男性は女性に比べて皮脂の分泌量が3倍ほどあるといわれています。そのため、女性と同じように乳液を付けてケアすると、肌質によってはべたつくこともあります。皮脂分が多くなり、ニキビなどの肌トラブルを招く可能性もゼロではありません。
そこで、まずは化粧水で整え、少量の乳液を付けて肌の様子をみましょう。乾燥が続くなら乳液の量を増やし、べたつくなら減らすなど、肌の状態に合わせて調整してください。
髭脱毛後にスキンケアをするメリット
健やかな肌状態を維持するためには、日頃から正しくスキンケアすることが大切です。特に髭脱毛後にスキンケアをすると、良好な肌状態を保つ以外にもさまざまなメリットがあります。
ここでは、髭脱毛後のスキンケアがもたらす主なメリットについて解説します。
髭脱毛の効果アップ
小まめにスキンケアを行い、肌が潤った状態で施術を受けると、脱毛効果が出やすいとされています。これは、潤った肌は表面が柔らかく、髭が抜けやすくなるためです。
反対に、乾いて硬くなった肌は、体毛が抜けにくいとされています。また乾燥した肌は外部刺激に弱く、痛みを感じやすい状態です。そのため施術時に出力を下げる場合があります。出力を下げると当然効果は落ちます。
効率良く施術するためにも、保湿して肌状態を整えておくことが大切です。
肌トラブル防止
日頃からスキンケアを重ねれば、脱毛後に肌が過度に乾燥することを防げます。十分な水分を保持した肌はバリア機能がきちんと働いて外部刺激に強くなるため、肌トラブルの防止につながります。
肌が生まれ変わるサイクルであるターンオーバーのリズムが整いやすくなることも、スキンケアのメリットです。正常なリズムでターンオーバーが行われると、健康な肌状態が維持しやすくなります。
毛周期の安定
脱毛と毛周期は密接な関係にあります。毛周期とは、体毛や髪が生え変わるサイクルのことで、成長期・退行期・休止期があります。
医療レーザー脱毛やサロンで行う光脱毛で効果が期待できるのは、成長期にある体毛のみです。効率的に脱毛するためには、多くの体毛が成長期に入るまで待ってから施術する必要があります。
肌が良好な状態が続くと毛周期が乱れにくくなり、施術がスムーズに進められるようになります。これも保湿によるメリットの一つです。
髭脱毛後によくある肌トラブルと対策
髭脱毛の施術を受けた際、肌質やその日の肌状態などによっては、肌トラブルが起こる可能性があります。実際に起こってから慌てないように、起きる可能性のある肌トラブルや、対策方法について知っておきましょう。
髭脱毛後によくある肌トラブル
脱毛後によくある肌トラブルは、乾燥や毛嚢炎などです。また、赤みや腫れが起こることもあります。
乾燥するのは、医療レーザーや光を照射した際に発生する熱が原因です。熱によって肌内部の水分が蒸発して起こります。
毛嚢炎は、白ニキビのようなぶつぶつができるトラブルです。施術後の弱った毛穴にブドウ球菌が入り込むことで起こります。なお、ニキビは毛穴にアクネ菌が入り込むことが原因です。
毛嚢炎が軽症の場合は、そのまま自然におさまることも少なくありません。そのため、施術後にぶつぶつが発生した場合は、しばらく様子をみても良いでしょう。数日しても良くならなかったり悪化したりする場合は、施術を受けたクリニックに相談してください。
対策1:赤みや腫れなどが出たら冷やす
脱毛した後は、熱ダメージによって炎症が起き、肌が赤くなったり腫れたりすることがあります。施術した肌に赤みや腫れが出たときは、まずは冷やすことが大切です。
清潔なタオルに保冷剤をくるんだものか、水で濡らしたタオルをそっとあてて冷やしましょう。ただし、冷やし過ぎも肌によくないため、ほてりが落ち着いたら、冷やすのは止めてください。
対策2:保湿を欠かさない
先にも述べたように、保湿ケアは肌トラブルがあってもなくても必須です。保湿して肌状態を良好にしておくことで、施術時の肌トラブルが起きるリスクを軽減することもできます。脱毛を始めたら、化粧水などの保湿ケアアイテムをそろえておきましょう。
化粧水にはさまざまな種類があるので、オイリー肌であればさっぱりしたタイプ、乾燥肌であれば保湿成分がたっぷり入ったタイプなど、肌質に合わせて選ぶと良いでしょう。
対策3:肌を清潔にする
脱毛後の肌は乾燥し、外部刺激から肌を守るバリア機能が低下しています。施術後に毛嚢炎などが起こりやすくなるのもそのためです。
施術後は、普段以上に肌を清潔に保つことを意識する必要があります。とはいえ、特別なことをする必要はありません。朝晩によく泡立てた石けんや洗顔料で顔を洗い、清潔なタオルをそっと押しあてて水分を拭き取りましょう。その後に保湿ケアをします。洗うときや拭くときに肌をごしごしこすらないように注意してください。
髭脱毛後の日常生活での注意点
髭脱毛の施術を受けている期間中は、いくつか日常生活で気を付けたい事柄があります。肌トラブルが起きたり施術ができずに完了までの期間が長引いたりする可能性があるため、注意点をしっかり守ることが大切です。
ここでは、特に注意したい事柄について解説します。
運動を控える
脱毛の施術を受けた当日は、激しい運動をするのはやめましょう。施術後の肌は、発生した熱によって軽いやけどをしているような状態です。そこで激しい運動をすると、体温がさらに上昇し、施術した部位がより熱を持ってしまうことがあります。場合によっては、痛みやかゆみが起きることもあるでしょう。
目安として、施術後24時間程度は運動を控えた方が安心です。
アルコールを摂取しない
施術した当日は、飲酒も控えましょう。お酒を飲むと体温が上がり、施術によって敏感になっている肌が赤くなったりかゆみが起きたりする可能性があるためです。炎症を起こす可能性もないとは言い切れません。
またアルコールには利尿作用があり、体から水分が排出されやすくなるため、施術部位の乾燥がひどくなる恐れもがあります。
飲酒の習慣がある方も、施術当日は飲まないようにしましょう。
シャワーのみにする
施術後は、入浴はせずにシャワーだけにとどめましょう。湯に浸かって身体が温まると
施術部位がほてり、赤みやかゆみが起こる可能性があるためです。
また湯船にはさまざまな雑菌がひそんでいます。通常は問題ない雑菌も、施術後のバリア機能が落ちた肌では防ぎ切れず、毛穴から入り込んで炎症や肌荒れを起こすことがあります。
肌は清潔に保つ必要があるので、施術した部位はよく泡立てた洗顔料で優しく洗い、きれいに洗い流しましょう。肌をこすらないよう注意してください。
日焼け止めを使う
脱毛した後の肌は紫外線に対して敏感になっています。そのため、なるべく紫外線を浴びないよう注意してください。外出する際は、帽子をかぶり、日焼け止めクリームを塗って肌を保護しましょう。日焼け止めクリームは、SPF30以上が望ましいとされます。
施術後の数週間は、特に日焼けしないように注意してください。
髭脱毛中の自己処理のポイント
髭脱毛の期間中も髭は伸びてきます。生えたままだと医療レーザーや光を照射できないため、施術の前日には自分で処理することが必要です。ただし、髭を処理する際にはいくつか注意点があります。
脱毛がスムーズに進むように、自己処理に関する注意点を把握しておきましょう。
毛抜きは使用しない
カミソリやシェーバーで剃るのが面倒だからと、毛抜きで引き抜いてはいけません。
クリニックや脱毛サロンでは、肌に医療レーザーや特殊な光を照射し、皮下に隠れている毛根に反応させて熱ダメージを与えて脱毛(減毛)しています。毛抜きで髭を引き抜くと、皮下の毛根がなくなり、熱を発生させられません。毛穴の奥に残った発毛組織にダメージを与えられないため、照射した意味がなくなります。
毛抜きだけでなく、ブラジリアンワックスも使わないようにしましょう。家庭用脱毛器の使用も毛周期が乱れてしまうため、避けてください。
電気シェーバーで自己処理する
髭脱毛期間中の自己処理でおすすめなのは、電気シェーバーによる剃毛です。電気シェーバーは刃が直接当たらないため、肌への負担が少なくて済みます。
カミソリは肌の表面を削ってしまうため、負担がかかります。肌を切ってしまうこともあるでしょう。除毛クリームも刺激となりやすく、脱毛期間のデリケートな状態の肌にはあまり適していません。
なるべく電気シェーバーでお手入れしましょう。
まとめ
髭脱毛の施術をした後の肌は敏感な状態になっているため、丁寧なスキンケアで保湿する必要があります。丁寧なケアで肌に水分を補うと、施術がスムーズに進んだり、トラブルが起きにくくなったりとメリットがあります。
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◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許